【極上文學】原作と舞台から~明と菖蒲~【草迷宮まとめ】 [├ 極上文學]
まだ大阪公演ありますが。
ネタバレになるかもしれないので知りたくない方回れ右(今さら感w)
*こちらも書いてます*
【極上文學】『草迷宮』~荒牧菖蒲初日~
【極上文學】『草迷宮』~荒牧明初日~
【草迷宮】心のどこかにある、手鞠唄が響く場所【極上文學】
「極上文學・草迷宮」@紀伊国屋ホール
結局全部で私4回、娘3回でした。
(荒牧明、荒牧菖蒲各2回ずつ)
結局ですね、原作はすぐに手に入れたのですが、ほぼ読めず(笑)
でもね、今は原作の特に後半読むと、ぞくぞくする。
鳥肌が止まらないの。あれを、舞台に乗せた、ってことに対して。。
まっきーに対して。
いやあ、、関係ないけど、何年か前、これも買ったわ。
仲良くさせていただいてる方がね、ファンだってことで、、
お誕生日に贈らせていただいたんだよね。
もちろん、わたくし「星の時計のLiddell 」も持ってましてよ中古だけど。
って、話逸れたわ。
で、「草迷宮」です。
わたし、何か所か特に好きなところがあってね。
最後のほう、菖蒲が独り語りみたくするところがあるんですよね。
原作的にいうと、もしかして語っているのはまた別の人だったりもあったかもしれないけれど、そこは原作でも菖蒲語りのところですね。
あとね、悪左衛門も好き。
「おお、悪…魔、人間を呪うものか。」
「否、人間をよけて通るものじゃ。」
かっこいい、、、
小次郎法師に、菖蒲を取り次ぐ場面、
「ござらっしゃい!」
もすごい素敵。
舞台を観たので、なんとか原作も読めました。
読み師の声が蘇って、場面が鮮やかに浮かぶ。
そうじゃなかったら、ちょっとむずかしいね。
でもね、とても面白いお話だと思う。
極上文學で、まっきーのキャスティングがなかったら、おそらく一生触れなかったであろう世界。
明と菖蒲が、本当はどういう関係だったのか?
菖蒲はどうして姿を消すことを選択したのか?
「縁(えにし)を捨てます。」←原作にはない??
って、少女である菖蒲が、明が前世から縁の繋がった相手だとわかった時、
どうしてキッパリ、その関係を捨てたの?
運命の相手なのに。
まあ、たぶんね、
だいたいわかればいいだと思うの。
秋谷邸(あきややしき)で起きた、いろいろなこと。
それぞれの想いの交錯。
それぞれの選択。
これからの運命。
そういうものが何層にもなって透けて見える世界。
こっちから見たら、だけど。
明は、母恋しで、何年も「手鞠唄」を求めて、果ては菖蒲を求めて旅を続けている。
逃げ続ける菖蒲。
明がね、菖蒲に焦がれていることを、菖蒲自身は知っているのよね。
母恋しさが昂じて、だとしても、、、
そして菖蒲も、明を好きなんだよね。。
でも、絶対に結ばれてはならない、っていう固い決意。
明は知らないかもしれないけれど。
菖蒲と明は、血が繋がってるってことでいいのだろうかね。
異母姉弟?兄妹?なのかな。
↑ これままっきーブログにより、今回の舞台の設定としてはない、ということが判明。
そして「妖(あやかし)」ちゃんは、明の弟、、、ってことだよね(劇中)
原作では、「女童(めのわらわ)」という表現になってたかな~と思うのだけど。
妹は母を追って亡くなったんだものね。
でも。
その最後の菖蒲語り。
まじ明にとっては地獄であることよ。
明の未来。
亡き母も草葉の陰から心配する、その未来。
菖蒲と結ばれるより、菖蒲と別れるより、
ずっとずっと、因縁を背負いそうな、ドロドロした悲劇。
でも菖蒲は、明に選択させることもなくその未来を渡した。
すでに確定した、その先の物語として。。。
実はですね、観劇していたときには、よくわかってなかったんです、ここらへんのこと。
菖蒲は小次郎法師に、この先、明が望む「手鞠唄」がどんなふうに明に届くのか、
それを内々に伝えたい、って言って悪左衛門に取次ぎさせたわけですよね。
あの世とこの世の間の世界から。。。
それを小次郎法師の心にしまって、明を見守ってほしい、っていうわけだ。
なんつー勝手な(笑)
でも、菖蒲はもう「人ならざる者」だから、明と顔を合わせられない事情がある。
ま、これだって菖蒲の個人的なことだけど。。。
歌ってあげればいいのにね(笑)
でもそれだと話が終わっちゃう。
で、明の意志が固くて、秋谷邸から退かないので、
菖蒲が出て行く、っていうわけよ。
そのお別れを、、、言うわけですよね。
ま、小次郎法師にだけどさ。
明に言ってあげてほしい。
だってまっきーが泣くだろう?
確かに、荒牧明は、だだっ子みたいな、母を求めてだけじゃなく、
誰か(できれば菖蒲)にいてほしい、置いていかないで!っていう、
悲しみに満ちてる。
桑野明は、もっとマザコ・・ 母を求めてる感があったかもね。
で、菖蒲は前も書いた通り、
荒牧菖蒲は、永遠の少女、
三上菖蒲は、母性と女神、
そんな感じですわ。
あー、長い。
わたし、長い。。。
菖蒲語りで、、、
「・・・、抱緊めます。」
っていう台詞があるの。
もうシビレたよねぇ(笑)
ま、そんだけ(笑)
本当は、文献いろいろ読み漁って、コピーしまくって、付箋貼りまくって、線引きまくって、まとめたい(笑)
すんなりわかる物語じゃないから、調べて調べて、自分の解釈を確立させたい、って思う舞台でした。
こんな出会いもすべてはまっきーがくれたもの。
例えまっきーが三次元の男として初めてうちの娘を泣かせたんだとしても、
出会えてよかったと思う次第でございます。
極上文學、また次回作も観たいかも、って思った。
今度は大人同士で行こう?(笑)
長いだけでごめんー(>_<)
あやね。
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「極上文學・草迷宮」@紀伊国屋ホール
結局全部で私4回、娘3回でした。
(荒牧明、荒牧菖蒲各2回ずつ)
結局ですね、原作はすぐに手に入れたのですが、ほぼ読めず(笑)
でもね、今は原作の特に後半読むと、ぞくぞくする。
鳥肌が止まらないの。あれを、舞台に乗せた、ってことに対して。。
まっきーに対して。
いやあ、、関係ないけど、何年か前、これも買ったわ。
仲良くさせていただいてる方がね、ファンだってことで、、
お誕生日に贈らせていただいたんだよね。
もちろん、わたくし「星の時計のLiddell 」も持ってましてよ中古だけど。
って、話逸れたわ。
で、「草迷宮」です。
わたし、何か所か特に好きなところがあってね。
最後のほう、菖蒲が独り語りみたくするところがあるんですよね。
原作的にいうと、もしかして語っているのはまた別の人だったりもあったかもしれないけれど、そこは原作でも菖蒲語りのところですね。
あとね、悪左衛門も好き。
「おお、悪…魔、人間を呪うものか。」
「否、人間をよけて通るものじゃ。」
かっこいい、、、
小次郎法師に、菖蒲を取り次ぐ場面、
「ござらっしゃい!」
もすごい素敵。
舞台を観たので、なんとか原作も読めました。
読み師の声が蘇って、場面が鮮やかに浮かぶ。
そうじゃなかったら、ちょっとむずかしいね。
でもね、とても面白いお話だと思う。
極上文學で、まっきーのキャスティングがなかったら、おそらく一生触れなかったであろう世界。
明と菖蒲が、本当はどういう関係だったのか?
菖蒲はどうして姿を消すことを選択したのか?
「縁(えにし)を捨てます。」←原作にはない??
って、少女である菖蒲が、明が前世から縁の繋がった相手だとわかった時、
どうしてキッパリ、その関係を捨てたの?
運命の相手なのに。
まあ、たぶんね、
だいたいわかればいいだと思うの。
秋谷邸(あきややしき)で起きた、いろいろなこと。
それぞれの想いの交錯。
それぞれの選択。
これからの運命。
そういうものが何層にもなって透けて見える世界。
こっちから見たら、だけど。
明は、母恋しで、何年も「手鞠唄」を求めて、果ては菖蒲を求めて旅を続けている。
逃げ続ける菖蒲。
明がね、菖蒲に焦がれていることを、菖蒲自身は知っているのよね。
母恋しさが昂じて、だとしても、、、
そして菖蒲も、明を好きなんだよね。。
でも、絶対に結ばれてはならない、っていう固い決意。
明は知らないかもしれないけれど。
↑ これままっきーブログにより、今回の舞台の設定としてはない、ということが判明。
そして「妖(あやかし)」ちゃんは、明の弟、、、ってことだよね(劇中)
原作では、「女童(めのわらわ)」という表現になってたかな~と思うのだけど。
妹は母を追って亡くなったんだものね。
でも。
その最後の菖蒲語り。
まじ明にとっては地獄であることよ。
明の未来。
亡き母も草葉の陰から心配する、その未来。
菖蒲と結ばれるより、菖蒲と別れるより、
ずっとずっと、因縁を背負いそうな、ドロドロした悲劇。
でも菖蒲は、明に選択させることもなくその未来を渡した。
すでに確定した、その先の物語として。。。
実はですね、観劇していたときには、よくわかってなかったんです、ここらへんのこと。
菖蒲は小次郎法師に、この先、明が望む「手鞠唄」がどんなふうに明に届くのか、
それを内々に伝えたい、って言って悪左衛門に取次ぎさせたわけですよね。
あの世とこの世の間の世界から。。。
それを小次郎法師の心にしまって、明を見守ってほしい、っていうわけだ。
なんつー勝手な(笑)
でも、菖蒲はもう「人ならざる者」だから、明と顔を合わせられない事情がある。
ま、これだって菖蒲の個人的なことだけど。。。
歌ってあげればいいのにね(笑)
でもそれだと話が終わっちゃう。
で、明の意志が固くて、秋谷邸から退かないので、
菖蒲が出て行く、っていうわけよ。
そのお別れを、、、言うわけですよね。
ま、小次郎法師にだけどさ。
明に言ってあげてほしい。
だってまっきーが泣くだろう?
確かに、荒牧明は、だだっ子みたいな、母を求めてだけじゃなく、
誰か(できれば菖蒲)にいてほしい、置いていかないで!っていう、
悲しみに満ちてる。
桑野明は、もっと
で、菖蒲は前も書いた通り、
荒牧菖蒲は、永遠の少女、
三上菖蒲は、母性と女神、
そんな感じですわ。
あー、長い。
わたし、長い。。。
菖蒲語りで、、、
「・・・、抱緊めます。」
っていう台詞があるの。
もうシビレたよねぇ(笑)
ま、そんだけ(笑)
本当は、文献いろいろ読み漁って、コピーしまくって、付箋貼りまくって、線引きまくって、まとめたい(笑)
すんなりわかる物語じゃないから、調べて調べて、自分の解釈を確立させたい、って思う舞台でした。
こんな出会いもすべてはまっきーがくれたもの。
例えまっきーが三次元の男として初めてうちの娘を泣かせたんだとしても、
出会えてよかったと思う次第でございます。
極上文學、また次回作も観たいかも、って思った。
今度は大人同士で行こう?(笑)
長いだけでごめんー(>_<)
あやね。
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