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【草迷宮】心のどこかにある、手鞠唄が響く場所【極上文學】 [├ 極上文學]

実はね、まだしつこく書こうとしていますよね、こんにちは。
もう、いいかなーって思ったり、書こうと思ったり、、、なんだけどね。


*こちらも書いてます*
【極上文學】『草迷宮』~荒牧菖蒲初日~
【極上文學】『草迷宮』~荒牧明初日~
【極上文學】原作と舞台から~明と菖蒲~【草迷宮まとめ】


と、いうのもですね、わたしってレビュー下手だなぁって(笑)
なんか非常に中途半端なので、もうちょっとがんばってみる。

で、今回は全力でレビューしる!!ってことで、草迷宮です。





公式さんのツイッターより。
舞台、こんな感じでした。これは梅田のほうかしら?

サイトはこちら
「極上文學」シリーズの第8弾、『草迷宮』

すべてWキャスト、すべての公演の組み合わせが違うというマルチキャスティングという朗読劇。

あやね家の最近の推しである、荒牧くんが主人公「明」役、ヒロイン「菖蒲」役の二役をやるというんで、、、
男役と女役、同時に配役されるとかまっきーすげーね、と思っていたんだけど、やっぱりほんとにすごかったなぁ、あの子。
配役した人にどうしてそうなったのか訊いてみたい。



荒牧慶彦さんの振り返りブログのエントリー極上文学「草迷宮」がとてもわかりやすいと思うのだけど、(うちのかわゆすは出来る子だろう?笑)


僕らがこの草迷宮を演じる上で共通認識として持っていたのは

・小次郎法師は明の父親
・妖は明の弟


とのこと。


だから菖蒲は、小次郎法師に「明がこの先、手鞠唄を受け取るまで」の未来を語ってみせた、というわけか。


さあ、キャストさんのことを少し書いておこうと思う。
キャストビジュアルはこちらをご参考に。

【明・桑野晃輔】


今回の座長、桑野くん。
わたしはまっきー菖蒲を観るにあたり、自動的に桑野明も観れるという状況で。

トークイベ「白迷宮」で桑野くんとみかしゅんさんが、

「(演技を)抑えるように」

ってダメ出しもらってる、っておっしゃっていたの。
あくまでも「朗読」ありき、な舞台なので、ってことで。

普通の演技とは、やっぱり違ってしかるべき、ということをわたしは桑野くんを通して観ていたかもしれない。
それはもちろん、全体でも感じることになるんだけれども。

桑野明はさわやかさをどんな時も失わない、そんなひとでした。
そんで、お母さんを本当に求めて彷徨うひとでした。

桑野くんってベビーフェイスでしょ?
でも青年って感じだったな。まっきーよりも。

みかしゅん菖蒲との組み合わせをわたしは観ていないので、、、
それもすごくよかったそうで、まっきー菖蒲との「幼馴染コンビ」的な、
ちょっとどこか微笑ましいような、さびしい中にもね、
そんなふたりだった。。。

桑野くんの草迷宮振り返りブログはこちら→「手鞠歌の旅をしました。」


【明・荒牧慶彦】


前にも書いたけど→『草迷宮』~荒牧明初日~
まっきーの明は、思いの外とても熱かった。
最後、菖蒲に「置いて行かないでくれ」って叫ぶところ、号泣。
(最後のあいさつのときに「鼻水すごいー」ってまっきー言ってた。かわいい←末期。)

Twitterとかで落ちてるレポをみていると、「明はあっちに片足突っ込んでる」っていう印象の方が多いのかな、って。。
確かに、病んでる感は半端無い。
というか、淡々としていて、どこか「ひと」として在ることに諦めてるというか、
そこに執着はしていなくて、半分妖精(笑)さんのようになっていましたよね。
もちろん、ビジュアル的なこともある。だって美しいんだもん。
立ってるだけで美しいのよ。
もうひとじゃない・・・(じゃ、何よ?笑)

だけど、決めたことには一途、というか。。
幼きあの日々に、母が唄っていた手鞠唄に対する一途さ、そこに対する憧れ、渇望感、
そういうものが、あの美しい「涙」の成分だったのだと思うの。
たったひとつ、欲しいもの、手に入れたいもの、それだけあればいい、っていう強い気持ちが、
彼を「妖精さん」にしてたんだろうなと。。。

強い、気持ち。
うん、、、とても強い気持ち。

でね、明は浴衣に基本裸足なのですが。
荒牧明初日の時、最前列の下手通路側だったんだけど、
明が歩いてきて舞台への階段をのぼるとき、足首つかめそう、っつうくらい近くて、
娘「くるぶし・・・っ!」って思ってたよね、予想はしてたけど(笑)

ある意味現実感がない感じが、とても「草迷宮」という作品を表してる感じがします。


【菖蒲・三上俊】


みかしゅんさん、トークイベ「白迷宮」でも思ったけれども、懐の深い方だなぁと。
そして、たぶん、人生における「演じる」ってことに、めっちゃプライドあるんだろうな、って。
役者さんはみんなそうであろうとは思うけれど、、なんていうのかなぁ、、ちょっと言葉が見つからないんだけど。
たぶん、すごい努力の上に、今のみかしゅんさんがいるんだろうな、って思う。

さあ、そんな三上菖蒲。
美しい、ということはもちろんいうまでもないのだけど。
でもかわいいの。

それと、ずっと「女」でしたね、基本。
でもあの赤眞コーナーでは、効果的に「男」に戻す、という、、、
状況や空気の読み方が的確な方です。
めっちゃ面白いわぁ。

「楊貴妃、クレオパトラ・・・・わらわ。」

っていうのがホント、ツボでしたわ(笑)

みかしゅんさんの、「菖蒲」に込めた想いは、こちらのブログを是非読んでください。
草迷宮
画像もたくさん。それぞれへの「想い」が端的に言葉で表現されてます。
いい舞台だったなぁって、しみじみ思う。



【菖蒲・荒牧慶彦】


本当の意味で、「女性役」は初めてだったまっきー。
役の上で女装はしてたけどね。それも和装だったしね。
着物似合うよね、肩幅広いけど!!

さあ、荒牧菖蒲については、本当にめっちゃ書きたいことある・・・っ!!
すでに一回書いてるけど→『草迷宮』~荒巻菖蒲初日~

まっきーの菖蒲は、まっきーが振り返りブログで書いているように「同年代の少女な部分」と、「幼馴染」感がちゃんとわかるように出てた。
そこがたぶん、とても自然だったんだと思うの。
原作でも、ふたりは同年代、ってことは明らかなんだしね。
うーん、最初にまっきーが言ってた「妖艶に」っていう菖蒲像とは違ってきたんだなぁって思って観てた。

まっきーは賢いんだと思うのだけど、うーん、、、それで正直?(素直、というよりは。)なんだろうなって、真っ直ぐなところがすばらしいなぁといつも思う。
彼の綴るものを読むとね。
(ま、それも計算のうちかもしれないけどね、それでもいいの)

「自分がわからなかったところはきっと観る方もわからないだろう」

「だからそこを丁寧に作り込む」

って姿勢がとても好き。
たぶん、感性だけじゃなくて組み立てていけるひとなんだろうなと。

まっきー菖蒲のことは前にも書いたから、、、

そうだね、あの茶屋のおばあさんの声をやるところ、すごいなぁって思ったわー。
これを娘ちゃんに見せなくては!!と、チケット追加しました('Д')。。
だってあの子、「菖蒲はいいかなぁ~」とか冷静なこと言ってたんだもん。
そういう問題ではない。見れっつうねん、と。←この母の気持ちが重いらしく、後々喧嘩になるあやね家(笑)

最初に荒牧菖蒲で、次の日に三上菖蒲を観たのでね。
みかしゅんさんがこれをどうやるのかな、ってことにも興味あった。
基本同じではあるんだけど、所作が違ったかなと思う。
あの茶色のショールの扱い方とか。

ああもう胸がいっぱいになる。





【悪左衛門・萩野崇】


わたし、悪左衛門好きだわぁ。。。
結果的に、萩左衛門を3回、観たんだったかな?
萩野さんは爪を赤く塗ってたね。

妖ちゃんたちは爪白かったんで、で、まっきー菖蒲はうすいピンクでみかしゅん菖蒲は透明、、だったかなぁ。
いろんなこだわりがね、わかる舞台でしたわね。

萩野さんはとにかく声がすてき。あと、大人な、色気のある、
悪左衛門だったと。。
萩野さんの振り返りブログはこちら。
「悪左衛門 極上文學を終えて」


【悪左衛門・中村龍介】



なんかね、中村さんの悪左衛門は、同志、って感じがもっと強かったかなと思う。
目線を敢えて、菖蒲、妖、に合わせているというか、、、

中村さんの爪は黒でしたわね。
とても印象的な、指先の黒。
ビジュアルって大事だな、って思ったわ。

ブログはこちら~。
悪左衛門の後アナウンスの台詞も一部書いてくれてる。




でね、どちらの悪左衛門も、そのものでしたよね。
原作よりも、舞台のほうがとても存在感あったなと思う。
彼は菖蒲を護る立場にあって、チームみたいな感じだな、って思った。
特に最後、秋谷邸を去っていくところね。

もうホント、めっちゃかっこいいんで。。

要所要所で見せ場あるのよ。

それから、後アナウンスが本当に秀逸だった。
わたし、最後のほうの悪左衛門の台詞と、後アナウンスに気持ちを救ってもらったの。
光を見たの。

明と菖蒲、またきっと出会う未来がある、ってことを。


【妖・石渡真修】


「妖」という役は、草迷宮の世界観の説明役なところがあるよね。
読むところもいろいろだし、台詞ないところでもけっこう動いてるしね。
そんな明の「弟」だしね。

わたしたちが観たのは、4回ともましゅ妖だったの。
とっても合ってたと思う。違和感なし。
そんで目力すげー(笑)
二列目で観てたとき、最後に演者のあいさつで、娘がましゅうくんの目の前だったんだけど、
めっちゃ見下ろされてるぅぅぅって、目力に負けたらしい(笑)
にこってピースしたらよかったじゃん、って言ったら「とても無理」って言ってた(笑)

声がとても好きな感じだったなー。
いい声だなって思った。
わたしにとっては「声」ってとても大事なので!!

ましゅーくんは草迷宮についてのブログ書いてない?みたいなので、
まっきーの画像あるこれをリンクする。
ましゅーくんとまっきーは、テニミュ2ndで一緒だったんだよね。
学校が全然違うけど。


【妖・祁答院雄貴】


もう、祁答院くんはかわいい。
でもうち、彼の妖観れてない!!!
一応、ニコ生では観たけどね。。。

祁答院君は、とっても優しいんだと思う。
そんでもって、「同調」するのが上手いひと。
ここのバランス崩すと(つまり同調しすぎると)危ない(笑)
それゆえ、バランス感覚が自然に育った人なんかな~と、感じました。

祁答院くんは、ホントに草迷宮についてたっくさん書いてくれてるんで、、、
まとめ【極上文學 草迷宮】

Twitterでも「草迷宮」のふぁぼ攻撃しまくってて、ついフォローしちゃったという(笑)
めっちゃかわいい。彼こそ素直なひとだなぁと思う。
でも、野心家でもあるかな~。



公式さんがおっしゃっていたのだけど、
この「極上文學」という朗読劇シリーズ、観てない方に(もちろん観た方も)
後からじわじわとひろがっていくらしいんですよね。
本当にもったいない話だと思うのだけれど、漏れ聞くところによると、
初日は席が埋まってなかったり、、平日ってこともあるんでしょうけどね。
それでもわたし、最初の先行で落ちて、結局いろいろスケジュール組み直したりで、
祁答院くんのあやかしだけ観れなかったんだよねぇ。。
いやぁ、、それは今も後悔してるわ。

祁答院くんと言えば、直前のトークイベント「白迷宮」で初めてお見かけしたんですけども、
常に萌え袖な祁答院くんがかわいいっつって、娘たんが言ってましたわ。
ベストバランス萌え袖!だったらしいです。イラスト描く子だからね、バランスにめっちゃうるさいねん。


もうここまで、三日かかってる、書くのに(笑)
終わるのか、このエントリー。


【小次郎法師・松田洋治、斎藤洋介】





もう息切れしてますが(笑)
お腹痛いよー(>_<)

松田さんは、もう声が通ってすごく聴きやすかった。
「アシタカ!!」って何度も思ったり(笑)
遊び心のある方だなって思いました。

斎藤さんは、ちょっと聞き取りにくいところはあったけど、、
でもやっぱりベテランさんの重みがありましたね。
キャストが割とみんな若いから(つっても20代中心だけどさ)

でもわたし、小次郎法師が明の父、って見方をしてなかったから、
そういう視点でもう一回観たいかも、と思う。

舞台を締める、って感じですね。

あ、おふたりの「明の破られたページ」(つまり、記憶があいまいになっているところ)の扱いに解釈の違いがあるのかな~と思った。
解釈というか、表現の仕方、ですかね。
そういう違いが面白いのは、きっとこの「極上文學」というシリーズ特有のところなんでしょうね。


【具現師】


「具現師さんたちがすごいよ」
っていうことは、上演前から聞いてましたけど。。。

ホントにすごかった(笑)

開演前から、客席を迷宮へと少しずつ連れ去るんだよ。
気持ちをね。

東京千秋楽のときは、ちょっとだけ遊んでもらった。

まず最初にすごい、って思ったて印象的だったのは、明のお母さんが亡くなって、そこで双子の弟と妹に対して、明が憎しみを爆発させるところの表現。


これは衣装つけてないですがね。。その片鱗を。。

あとね~、赤眞コーナーがほんとに面白かった。
誰かこの日替わりのまとめをください。


もうこれ以上無理なんで、とりあえずアップ。


めっちゃ長いエントリーを読んでくださってありがとうございます。

きっとね、わたしがそうであるように、
たくさんの情報がほしい、って思うひとがこの先いるはず。。
それで後から、草迷宮を観てくれるひとがいるはず。。

もしも、こんなものでも知る一端になれば・・・

そう思って書きました。

わたしが感じたことの一部だけれど、想いって、表面化するのはいつもホンの少し。。

そこから広がるものが、わたしはとても好きです。


やっと終われるー!


ありがとう、明と菖蒲。



あやね。







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