【Kロスモワ】伏見仁希という美しい狂気~わたしが出会った黒い人~【舞台K】 [├ Kステ]
電車で劇場に向かっているところだが、俺の目の前に座っている5歳くらいの男の子が、ルービックキューブを回している。俺的にタイムリーだ。
— 末満健一 (@suemitsu) 2016年7月21日
前回感想エントリー→【Kロスモワ】舞台『K-Lost Small World-』【感想】
まとめ的な何か→【Kロスモワ】去年から続く夏の終焉とアイドルKとあらまき【舞台K】
仁希が美しすぎるから
「K-Lost Small World-」は、「K」本編の前日譚にあたるわけで、
お話自体に無駄なところがないので(むしろ省けるところを最大省いた感じだよね)
それぞれのキャラとかも本当に見どころたくさんなわけなんですけどね
今回、今まで人気が高いにも関わらずアンサンブルが演じてきた十束多々良に本役がついたり(しかも前山くん~)
多々良がどうしてあんなにみんなから慕われていたかとか、十分じゃないかもしれないけど
かなり描かれていたと思うしね
(原作ファンの方とのお話でいろいろわかったし)
Kの世界では、本編で一件関係なさそうなひとたちが、ちょいちょいどっかで交錯してたりするから、
それを回収するのが楽しいのでホントおたくに優しいコンテンツだなぁ、、、と思うんだ
なのですが
原作読んだときには「ふーん」くらいだった(おい)仁希って男について
あらまきが演ったからなのかどうかはわからないけど(たぶんそうだな)
非常に考えてしまったので書いておきます
猿比古の「小さな世界」の影の部分を担っていた父親、伏見仁希
わたしたちはいくつも世界を持っていて、それを創ったり壊したり、
平行させていたり、点在させてリンクさせたり、、つなげたり分断したり。。
猿比古の最初の小さな世界は、仁希によってつくられたものだった、、
仁希色が強いというか、、、
でも美咲という別の「小さな世界」を失った後に作った猿比古の世界は、
やっぱり仁希の影響の強い、それが血のなせるものなのか、古い因習か慣習か、、、?
わからないけど、自分を「仁希」という狂気に寄せていくことになる
前回も書いたけど、猿比古は美咲を独り占めしたかったから(仁希が猿比古を結果的に独占しようとしたように)
その美咲の関心を買い続けるって方法が、仁希から受け継いだものになるのは本当に皮肉だよ
そして必然だよね
だから本編で猿比古が美咲に対してだけ滲ませ続ける「狂気」の正体が、
伏見仁希の「オバケ」だってことがわかるし、切ない
そうだ、仁希のこと考えてた時に、真っ黒な人って世の中にはいる、ってことを思い出した。日本人は特にかも知れないけど、性善説が根強いので、この人こんなこと言ってるけどホントはなんか意図や理由があるのでは?みたく思いたい、という。。でもそんなことを蹴散らしてく真っ黒な人がいるんだよ、→
— あやね (@ayane444) 2016年7月23日
原作で感じるよりも、舞台上の仁希って男はインパクトがありすぎて、
純粋で美しくて邪悪で、、、
「真っ黒な人」だ、、、って思った
わたしが人生で出会った真っ黒な人はひとりだけ
そんな人がいるってことを知らなかったから、人はどこかしらいいところがあって、
誰かのために生きていたり、「良心」ってものを持っているって信じてた
信じてた、というよりも、それが当たり前だと思っていたし、
わたしの世界に「真っ黒な人」って概念が存在しなかった
でもわたしが知らなかっただけで、真っ黒な人はいた
説明のしようがない、それはただ真っ黒な人
黒いんだよ、オーラとかなんかそういうものが、、存在そのものの意味が
「真っ黒な人」に出会ってしまったら全力で逃げなさい、って言われた
取り込まれては絶対ダメだって
でもね、そういう人はとても引力があって魅力的で抗えない美しさを持っていて、
軽やかでとても狡いんだよ
それでとても言い表せないほどにエグい
仁希を見ているといろんなことを思い出したんだけど、
わたしがまだ、黒い人に囚われてるのかなと思ったらちょっとゾッとしたし、
猿比古がこの先、なんども苦しむけれど自分の王を認めて、美咲との距離感を掴んで、
なによりも、自分が自分でいいってどこかで「わかる」時が来るんだって知ってるから、、、
だからまだ、そういう意味では救いがあるけどね
でもこれからふたりには辛い時期が待ってる、ってこともわかっていることで。。。
仁希には救いがないのですが(笑)
まあ、そもそも救われようとか思ってないか
たぶん、わたしはどこか「まっ黒な人」に憧れているんだ、と今思った
ほんと、ヤダ(笑)
異質なもの、何かを超越したもの、絶対に分かり合えないもの
空がロスモワっぽい。 pic.twitter.com/Lp41r0MD2j
— 末満健一 (@suemitsu) 2016年7月10日
まあそれにしても、あらまきの仁希は美しすぎない?
こんなに綺麗でいいの?
美しすぎるから余計に邪悪なんだよ(暴言)
公演期間が短いのもあるんだろうけど、あんまり画像がないんだな~
仁希とは全く「目の光」が違くない?
ブログを更新しました☆
— 荒牧 慶彦 (@ara_mackey) 2016年7月21日
『明日から舞台「K」lost small world』
https://t.co/lgs9zjo8z7 pic.twitter.com/aiQPfNpg7t
カーテンコールでこの姿のクロで舞台に立っているのを見た時に、なんとも言えない安心感というか、
クロがいる、ってなんの抵抗もなくすうっと入ってくる感じがたまらなかったね
頭が働かなくなってきた、、、
まあなにが 言いたいのかというと、
あらまきは今回も美しかったですね
と、そういうことのようです(いつもの)
初日の初日、そりゃ緊張するでしょうよ、、そんな機会をもらえてよかったねって思う☆
さて、舞台「K」lost small world
— 荒牧 慶彦 (@ara_mackey) 2016年7月22日
いよいよ初日。
かなり緊張しますが、
自分の尽くせる全力をもって挑みます。
行ってきます!!
あやね
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