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リーディングドラマ『シスター』~9月2日昼 木村花代/荒牧慶彦 回~【感想・追記あり】 [├ その他]

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名前、ちゃんと直ってた


戦ブラのエントリーを書きかけたままなのですが、シスターを先にあげたいと思います






刀とかあんステとか、戦ブラとか、しばらく続いていた2.5から、
久方ぶりのそれ以外の舞台、『シスター』

今回で5回目というシリーズで、去年はまりおくんとかも出演していたよね

一回きりの、会話劇
キャパは400弱ほどの劇場

純粋な朗読劇ってまっきーはじめてじゃないかな?(極上文學はまた違うしね)


もちろん娘ちゃんと行く予定でいたのですが、
前日がポンジャンイベント@ピューロランドで一日遊んでしまい、
諸々締め切りの関係で、急遽わたしのリア友と行くことに(前日夜、笑)
彼女、初まっきーです

こういうのって、神様の采配というか、運命みたいなものってあると思わない?

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ゲリラ豪雨の新橋からの、インド料理でランチ(辛かったわー)


観劇の前にランチしてたんだけど


ここんとこ、わたし本当に生きてる意味がわからなくなって(いくつだよ)

なんか虚無というか絶望というか

娘ちゃんいなかったら日常生活もままならないくらいには無気力



わたしなんで生きてるんだろうねぇ?

死にたいとかじゃないんだけど、生きてる甲斐がないっていうか、

なんのために生きたらいいのか、全くわからないのよ

(自分のために生きるんじゃ)



ということを、たぶん×20回くらい言ったと思う

たいへん迷惑な話である



わたしの暗黒時代その1の頃に、一緒に講座とか受けてた付き合いなので、

わたしのわけのわからない話にも理解がある


彼女のフェイク問題にも、何年も付き合ってきてるし、

わたしの問題もだいぶ付き合ってもらっているしさ


そういう中でも、今のこんな無力感というか、

なんにもしたくないし、生きてるのか死んでるのかわからんみたいな状態はちょっといままでなかった


これはなんなのか、、、わからないままの気持ちを流し続けた後の『シスター』でした


共演の木村さんが、まっきーの声をとても褒めてくださっている






舞台には、水差しとグラスがふたつ置かれたテーブルと椅子2脚


少しの音響と、ただふたりの出演者の「声」があるだけ



前知識何もなし(いると思わなかったから)、

先のわからない物語


ただわかっているのは、「姉」と「弟」という関係性



会話が進むにつれ、どんな立場の姉弟なのかが少しずつ明らかになっていく



他の方のインタビューですでに公開されていたことなんだけど(終わってから読んだ)

(というか姉妹バージョン(たぶん初稿)はテキストが公開されている)

3歳で死んでしまった姉(木村)と、その弟(荒牧)との会話

つまりそれは、弟の中(脳内)で行われてきた、他者である姉との会話でもあり、

自分自身との会話でもある(自分の中で起きていることだから)


どうしてそのような状態になったか知らないけど、

いつからか「姉」と会話をし続ける「弟」

いつから、って言ってたかなぁ…?


最初はなんのための話なのかわからなくて、、、

ほとんど細かいことは覚えてはいないのだけど、

とにかく最初のほうから、


あれ?これわたしさっき言ってなかった?


の連続(笑)


なんなの、終わった後じゃなくて始まる前にランチしよ、ってなったこととか、

最終的に彼女が来ることになったこととか、

今のわたしの不安定さとか、

全部ココに繋がってたんじゃん、、、


と、気が遠くなる思い



最後、生死の境にいるらしい「弟」と、

そこから目を覚まさせようとする(?)「姉」


つまりは三途の川のほとりでお話してるんだね(雑すぎ)



会話の内容的には(始まったころとか)日常的にずっと会話をしてきた感じだったけど、

そうでもないのかなぁ?




姉は、どうしてあんな風に時に挑発的に、時に辛抱強く、弟との会話を続けて来たのか?


最後、生きることにあまり執着がなさそうな、
もしくは社会に適応できずに、どこか孤独に生きて来た「弟」は、


死ぬことよりも生きることを選ぶじゃん


自分の状況(生死の境)がわかって、

死のうと思ったことを思い出して、


でも、

生きなくちゃ、って、

思うんだよね



姉も、弟も、

涙声で、


やっぱり生きてみよう、って、

希望みたいなものに辿りつく



生きられなかった姉は、

死を選ぼうとした弟に何を想ったのかな



ただ、「弟」には生きてほしかったのかな




わからないし、どっちでもいいんだけど、


わたしは、今回は自分の無力感とともに、

弟の台詞とのシンクロ率を感じて、


生きているってことの奇跡みたいな感覚を取り戻した



それがまっきーの「弟」によって齎されたことを、

とても嬉しいと思う



生きているって面白いね











終わってからは、友達と、


「・・・・」ってなって、


お茶しました、、、笑



今日は娘ちゃんとじゃなかったね、これはこのふたりで観る運命だった



と友達も言っておりました笑


ホント、不思議なことに満ちてるよ世界は




ちなみにわたしは姉で弟がふたりいますが、

今のわたしの無力感に弟が少なからず関わっているので、

このお姉ちゃんみたいにはたぶんなれません笑



戦ブラはいつかアップする、、、予定




あやね




【追記2018.9.7】


あらまきばでも『シスター』についてまっきーが触れていたし、少し補足


これは朗読劇(会話劇)だし、細かい状況については劇中明記されることはないので、

あくまでも受け取り手に委ねられる振り幅が大きくて


弟は、きっと生きることが怖かったんじゃないのかなぁ

どこかで


だから、社会にも適応しきれなかったし、なんとなく厭世的な感じがするというか

(逆ではない)



で、そういう状態になっちゃう時ってあるじゃん

あの日のわたしみたいに


自分で自分を救う旅だね


たまたま、この配役は姉と弟で、ふたりが会話をしていくんだけど

それはやっぱり、ひとりの中で起きたことなんだと思うのよね


姉の幽霊との会話、というか、

弟がどう在りたいか、ということの表れだったり、裏返しだったりするんじゃないのかな


自分の在りたい姿のために、「姉」という存在ができ、会話をしてきたのかな、と


在りたい姿を自覚しないために

在りたい姿を忘れないために

在りたい姿を思い出すために


それはたまたま亡くなった「姉」ではあったけど、

ある人にとってはまた違う立場の今は亡き人かもしれないし、

自分の中の神様かも知れないし、

大好きなあの人かもしれない


もしくは、自分のオーバーソウル、かもしれない



誰か、自分を導くもの


それは、誰にとっても、何かしら、在る



追記でもっと現実的なこと書くつもりだったのに、

もっとわからないことになった笑




公開されているテキストを見ると、

椅子に座ってグラスに水を注ぐ、ということは動作として決められたことで(それは始まりの合図なのかもしれない)

飲む、というタイミングの指示は特にないみたいで、

飲む人も飲まない人もいるみたいなんだけど、

今回のおふたりは、最後の方で飲むこともシンクロしていたよね


決まっているのかな?と思うくらいのタイミングで



最初、リラックスのための導入みたいな台詞が続くから、

これカウンセリング?って思いながら聴いていて、


きっと、現実世界から観客であるわたしたちを、

そっちの世界へ連れて行くための催眠みたいな役割もあるんだろうなと思うんだけど、

でも言葉は言葉でしかなくて…


後半に入るまで、本当にこれが何のための会話なのかわからなくて

日常会話のようでもあり、何かの意図を持って、どこかへ誘導されていく感じもあって


日課のような?…昨日は何食べたの?とか、そういうことから始まって、

またそこへ戻ってくる


何を食べたの?って問いに、二回目は一回目と同じ返事はできなくなる



食べてなくって、水も飲んでなくって、


彼はたぶん、意識がなくベッドにいる



自殺を図ったから

でも最後の最後に助けを呼んでいて、

今生きてるとも死んでるとも言えない


自分がどうなってるのかもわからない


まだ、生きてると思ってて、いつものように姉と会話をしている、、、と思ってる



それに気づいていくクライマックスが、

とってもよかった


それまで割と淡々と、

自分にも他人にもあまり関心もなさそうな、

そんなテンポで話していた弟くんが、


そうだっ!


って、大きな声を出す

状況を理解し、肯定する言葉を



うん、あそこはよかったな


姉である木村さんの、「誘導」もよかったから、それがあったから


弟くんは、自分に還ることができた



でねー、ふたりとも、ここらへんで涙を堪えているんだよね

たぶん、どちらともなく湧きあがるものだったんだと思ったんだよね

呼応するように湧いてくる感情で、涙で、

一回しか読み合わせはしなくて、本番のライブ感のよいところだと思った


つい、もらい泣きしたし笑


自分に還った、という感覚があってね、

弟くんが還ったように、わたしもまた、還った感じがして、

本当にまあ、生きてるといろんなことあるね、って思うわけですよねこんな年になってもなお


組み合わせによって、全く違う印象になるんだろうなぁ~

他の方の組まで観る余裕はわたしにはないけれど、そういう舞台なんだろうなとは思う


全く追記の甲斐がない内容になっちゃったねー

でもわたしが思うことにもう少しだけ、近づけたかもしれないな



追記っぽくない追記終わり



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