SSブログ

【Kロスモワ】伏見仁希という美しい狂気~わたしが出会った黒い人~【舞台K】 [├ Kステ]



前回感想エントリー→【Kロスモワ】舞台『K-Lost Small World-』【感想】

まとめ的な何か→【Kロスモワ】去年から続く夏の終焉とアイドルKとあらまき【舞台K】

写真 (91).JPG
仁希が美しすぎるから



「K-Lost Small World-」は、「K」本編の前日譚にあたるわけで、
お話自体に無駄なところがないので(むしろ省けるところを最大省いた感じだよね)
それぞれのキャラとかも本当に見どころたくさんなわけなんですけどね

今回、今まで人気が高いにも関わらずアンサンブルが演じてきた十束多々良に本役がついたり(しかも前山くん~)
多々良がどうしてあんなにみんなから慕われていたかとか、十分じゃないかもしれないけど
かなり描かれていたと思うしね
(原作ファンの方とのお話でいろいろわかったし)

Kの世界では、本編で一件関係なさそうなひとたちが、ちょいちょいどっかで交錯してたりするから、
それを回収するのが楽しいのでホントおたくに優しいコンテンツだなぁ、、、と思うんだ



なのですが


原作読んだときには「ふーん」くらいだった(おい)仁希って男について
あらまきが演ったからなのかどうかはわからないけど(たぶんそうだな)
非常に考えてしまったので書いておきます


猿比古の「小さな世界」の影の部分を担っていた父親、伏見仁希

わたしたちはいくつも世界を持っていて、それを創ったり壊したり、
平行させていたり、点在させてリンクさせたり、、つなげたり分断したり。。


猿比古の最初の小さな世界は、仁希によってつくられたものだった、、
仁希色が強いというか、、、
でも美咲という別の「小さな世界」を失った後に作った猿比古の世界は、
やっぱり仁希の影響の強い、それが血のなせるものなのか、古い因習か慣習か、、、?
わからないけど、自分を「仁希」という狂気に寄せていくことになる


前回も書いたけど、猿比古は美咲を独り占めしたかったから(仁希が猿比古を結果的に独占しようとしたように)
その美咲の関心を買い続けるって方法が、仁希から受け継いだものになるのは本当に皮肉だよ
そして必然だよね

だから本編で猿比古が美咲に対してだけ滲ませ続ける「狂気」の正体が、
伏見仁希の「オバケ」だってことがわかるし、切ない





原作で感じるよりも、舞台上の仁希って男はインパクトがありすぎて、
純粋で美しくて邪悪で、、、

「真っ黒な人」だ、、、って思った


わたしが人生で出会った真っ黒な人はひとりだけ

そんな人がいるってことを知らなかったから、人はどこかしらいいところがあって、
誰かのために生きていたり、「良心」ってものを持っているって信じてた

信じてた、というよりも、それが当たり前だと思っていたし、
わたしの世界に「真っ黒な人」って概念が存在しなかった

でもわたしが知らなかっただけで、真っ黒な人はいた


説明のしようがない、それはただ真っ黒な人
黒いんだよ、オーラとかなんかそういうものが、、存在そのものの意味が

「真っ黒な人」に出会ってしまったら全力で逃げなさい、って言われた

取り込まれては絶対ダメだって

でもね、そういう人はとても引力があって魅力的で抗えない美しさを持っていて、
軽やかでとても狡いんだよ
それでとても言い表せないほどにエグい


仁希を見ているといろんなことを思い出したんだけど、
わたしがまだ、黒い人に囚われてるのかなと思ったらちょっとゾッとしたし、
猿比古がこの先、なんども苦しむけれど自分の王を認めて、美咲との距離感を掴んで、
なによりも、自分が自分でいいってどこかで「わかる」時が来るんだって知ってるから、、、

だからまだ、そういう意味では救いがあるけどね

でもこれからふたりには辛い時期が待ってる、ってこともわかっていることで。。。


仁希には救いがないのですが(笑)
まあ、そもそも救われようとか思ってないか


たぶん、わたしはどこか「まっ黒な人」に憧れているんだ、と今思った
ほんと、ヤダ(笑)


異質なもの、何かを超越したもの、絶対に分かり合えないもの







まあそれにしても、あらまきの仁希は美しすぎない?

こんなに綺麗でいいの?

美しすぎるから余計に邪悪なんだよ(暴言)


公演期間が短いのもあるんだろうけど、あんまり画像がないんだな~
仁希とは全く「目の光」が違くない?


カーテンコールでこの姿のクロで舞台に立っているのを見た時に、なんとも言えない安心感というか、
クロがいる、ってなんの抵抗もなくすうっと入ってくる感じがたまらなかったね



頭が働かなくなってきた、、、
まあなにが 言いたいのかというと、

あらまきは今回も美しかったですね

と、そういうことのようです(いつもの)



初日の初日、そりゃ緊張するでしょうよ、、そんな機会をもらえてよかったねって思う☆




あやね


前回感想エントリー→【Kロスモワ】舞台『K-Lost Small World-』【感想】

まとめ的な何か→【Kロスモワ】去年から続く夏の終焉とアイドルKとあらまき【舞台K】


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

【Kロスモワ】舞台『K-Lost Small World-』【感想】 [├ Kステ]

写真 (79).JPG
ここには盗まれて平気なものは なに一つなかった。



わたし、一年ほど前にですね、

その時はまた会いにいくね ←舞台K第二章後半まとめ感想

とかって調子のいいこと書いてたんすけど(笑)

結局わたし3回、娘ちゃん2回の観劇となりました

いやいや、観に行こうとは思ってたけど、完全に出遅れたよね
だってロスモワにはクロ出ないしな~って思っていたし、あらまきのスケジュールもわからないし、近くなったらチケット探そうくらいに最初は思っていて、
クロのみ出演って発表あったときも、一応クロくらい出しとくか!みたいな(笑)感じかなと、、、(←でも絶対あらまきでそんなことないなと今は思う)

たぶんまた後で書くけど、もういろいろあって初日を足したんですけど(マチネね、仕事だっつーの笑)
本当に後出しはやめてほしい、、、(いつも原作ファンの方を優先というか大事にしているんだなと思っているんですけどね、、出演者だけじゃなく作品そのものを愛してくれている人たちにまずチケット取ってほしいんだろうな、と感じます、、でもキャストファンも大事にしてほしさある、、わたしだって原作観てるし全部じゃないけどスピンオフとかも読んでるからな)

割とギリギリで会場着いて、場外の物販(確か初日マチネは外しかなかったかな?)が空いてて、
買わねば!!ってなりまして、財布出しながらお姉さんにほしいものいいましてね、
「合計いくら」ってなったあと、ああ、仁希は???って目線落としたら案の定あらまきいたよね!!

「あ、仁希も!!!」←個人ブロマイド

ってね、すごい勢いでお姉さんに言ったよね(あの時のわたしGJ)

仁希じゃん!!!!!やっぱりじゃーーーん!!!!いえーい!!

ってなりながら特典も引き換えて、
「会場入られますか?遅れるとご案内できない時間帯があります」とかってご案内されながら、
「ああそっか」とかって友達か!って受け答えをお姉さんにしつつ(笑)
ちゃんと八田ちゃんとさるのアナウンスも聞きましたよ

写真 (80).JPG
ちょっとあらまき美しすぎませんか、、、仁希とクロが中の人いっしょとか性質違いすぎてなんかすげぇ、、ってなりました


個人ブロマイドは売り切れ早くてね

結局毎日一番に売り切れてた仁希


画像とか保存してなかったの失敗したなぁ~と思ったけど、公式の発表はまずこうだった
仁希だけ黒塗りww


公式からの正式発表は初日マチネが終了する時間でね(もちろん会場に行けば物販写真でわかるんだけど)


かたくなに仁希の画像だけシルエットで黒塗りだったのね
ジャニーズか!ってみんななった回(笑)






あのさぁ、、、全然関係ないんだけど、
仁希、前の上司に似てんのよね、なんていうか、、、姿勢?つうかニュアンス?←わからん
顔は全然違うけど!その人ちょっとなんだろう、たぶん心理学的にもなんか名前がつくようなアレなんだと思うんだけど、
わたしを家族から切り離そうとして、子会社作っちゃったような人なんだよね
あれも闇だったね~~~~(笑)



で、ロスモワです(いつもだけどここまでが長いよね笑)

これを書きはじめるときに第二章を流しはじめたんですけど、
すでに第二章エンディングでカテコなんですけど(笑)→二時間経った


写真 (81).JPG
アイアにまた帰ってきた~


で、ロスモワですってば(笑)


始まってから、割と「しんどい」って話しか聞かなくて
あと、「仁希」な、、
初日終わりまして、アイアから渋谷へと向かう道すがら聴こえてくるのは

「にきが」「ニキな」「仁希!」

wwwww


初日が終わってのあらまきブログ、、、この子真面目でええ子やねん



それにしても、あらまきのツイートの♡いいねが本当に多くなりましたねぇ




確か、映画『第九条』の舞台挨拶の時ではなかったかと思うのだけど、監督さんの

「これからこんな役をやってみたいとかありますか?」の問いに

「思いっきり悪い役(心が汚い役?)を」みたいなこと言ってて

すでにK古に本格合流した後のはずなんだけどさ~仁希ぃ~ってなりました(笑)
あれはヒントだったのかどうなのか。。。


ちょっと、、、本編に入れるの??(笑)


どうしよう、何書けばいいんだろう?



ロスモワは、コミックは1巻は買って読んでいて、続きどうしようかなぁと思っていたところね、
いろいろ発表あったじゃないですか、、、
とりあえずわたしたちはコミックスで予習をしていきまして、、


書き進まないのはなぜかというと、やっぱり色々とえぐられることもあるなぁってカンジだったっす

私は初日が一番入り込めたなぁって感じでね、
これは「絆」の話ではなくて、なんていうかその前のお話だから、
本編の「絆」の下に隠れている、捻じれまくった糸、、縄?(笑)、、鎖、、かな。。。

みんな何かに囚われたまま、
その上にいろんな「絆」と呼ばれる何かが絡んでしまったんだなぁと


その「囚われ」の部分が明かされる



これを書く前に本当は、極上文學の『春琴抄』の感想を書かなきゃいけなかったけど、
極上観た後の娘ちゃんの感想が

「あたし、共依存って好きじゃないんだよね」

だったんだよねイマドキの中学生こえーな!!って(笑)

わたしが「共依存」って知ったのは割と最近の話だし、
ああ、さっきの上司とも思いっきり共依存だったので、そっから抜けるのが本当にたいへん
つうか、なかなか気づくことができないし、認められない

ふたりの力関係が「100%」の状態で固まってしまったとき、
例えその内容に均衡が取れていないとしても、安定してしまうから、
それを崩すということは、力の強弱関係なくとてもとても難しい


でも、たいてい高確率で、その楽園には「終わり」が来る


どちらかが、何かの違和感を感じてしまうから


居心地のいい時間は短くて、
どちらかが、またはどちらもが辛く、苦しく、、、なっていく


美咲と猿比古もそうなんだなぁって、、、

それを取り巻くほかの人たちも、それぞれ囚われているから、
とても、苦しい


なんか、、、書ける気が全然しない(笑)
思ったよりダメージあったんかなわたし?


抉られることは日常でもけっこうあるし、今はそれも笑えるのに


どちらかというとロスモワは伏見猿比古の物語で、
赤のクランにいた彼がどうして青のクランへ行き、
美咲との対決姿勢をとることになったのか、

あの、美咲への執着がなんなのか、

それが明らかになるわけだけど、、、


結局この物語が終わっても、
猿比古は仁希の呪いから解き放たれることはなくむしろ、
同じ道を辿ろうとする

これは本当に呪いで、

親が知らないうちに子供にかけてしまう呪いって、多かれ少なかれあってしかるべきなのね、
でもそれにしても、あの美しい仁希は、猿比古の生来持ってる「性質」を見事に捕獲して、
絶対に離さない


でもそれは本当は、

猿比古自身が望んだことなんだよ



あのキラキラした、美咲と過ごした一瞬を留めるために、
猿比古は自分にかけられた呪いを歓迎する

ねぇ猿比古、あなたが一瞬が永遠だと知っていればよかったのにね。。。


舞台で色々見せ場はあるけれど、、、

猿比古が美咲の関心を自分に向けさせるためにどうしたらいいか気づいたところが、

最高に悲しくて最高に美しいと思う


わたしたちはアニメ二期での、あのふたりの邂逅を知っているから、、、
だから、救われもするしまた、余計に暗澹たる気持ちにもなるんだ


美咲からもらったキラキラしたあの時間が、

時々あの子がくれるあの100%の答えが、

猿比古をとらえて離さない


それは仁希の亡霊なんかじゃなくて、
猿比古自身、、なんだろうね

それまで知らなかった感情を、それまで気づかなかった想いを、、、

八田ちゃん(美咲)が、もっと繊細さを持ち合わせていたら、と思わなくはないけど
それは八田ちゃんじゃないもんね(笑)


違う、その異質なものだからこそ魅かれるし、欲しい

その中のホンの少しの重なる部分、同じ何かがあるから、より欲しくなる


みんなに理解されたいんじゃなくて、

たったひとりの、

誰か、

に理解してほしい


その誰かが信じてさえいてくれれば生きていられるのに、、、

っていう気持ちが痛くて、でもすごくわかるから、


あんなに賢いのに、でも自己評価が異常に低い(本人は気づいてない)

肯定する、ということを美咲に与えられてしまったから、

猿比古は美咲を絶対手に入れたい


父親である仁希が、

ある意味、息子である猿比古にしてきたことを、

自身もそれを嫌悪しながら踏襲していく


美咲の呼び方も、立ち姿も、言動すらも、

「伏見仁希って男は 有り体に言って 天才だった」

と猿比古自身が言う、それは憧れ?誇り?客観的事実?の、
あの嫌悪している父に酷似していく


怖くて、切なくて、やっぱりそれは純粋で美しくて。。。


邪悪なものほど純粋で美しいんだって、
わたし知ってるから

それに魅入られると逃げられないよ


すべての色を混ぜると黒になるように、
黒がすべてを覆い尽くす強い色であるように、、、


でも、影は光がないと存在できない


光が強ければ影は濃くなるし、

それは紙のオモテとウラのように切り離せない



じゃあ、この物語の「光」はなんだったんだろう?



というと、ここにはまだ「光」はない






で、、

仁希が本当に頭おかしくて美しかった


本編のあの猿比古を作り上げた元凶という重要な役に、
あらまきが配役されたことがとてもうれしかった


「顔がいいだけのろくでなし」

という台詞があるけれどほんとそれな!!っていう(笑)
誰もが美しいと思う男じゃないとダメじゃん(あらまき推し)

(あらまきは顔がいいだけではないけどね笑)






役を兼ねるということ、しかも発表が公演までされないっていう今までにないパターンで、
これの本当の意図はどこにあったのか(公式のね)

話題??

クロで出演します、っていうのも、カモフラだったんでは??と噂されるくらい、、、


ま、振り返ってみれば、
最初からクロ(はこの場合なかったかもしれないけど)と伏見仁希で出演します、アイドルKもやります、
だったとしたら逆にブーイングのほうが大きかっただろうか、、、、

という気がしなくはない(笑)

えーーなにそれ!?ってなったかなぁ?

チケットはもうちょっとなんとかなったかなとは思う(ここ重要)


後出しは嫌だけど、
「仁希」という存在がそれだけこの物語の中で大きかったということかもしれないね


原作者の一人、宮沢さん これはあらまきのことだと思っていいでしょうか??




一旦、ロスモワのお話は終わり

まだ書きたいことあるから別に書くね


まだ、仁希が誰なのかみんながはっきり知らなかったころ、、なにげにあらまき手前にいる




伏見の父とその息子さん




あやね


言葉は、いつも足りない

尽くし切るということができない




次のKロスモワ感想→【Kロスモワ】伏見仁希という美しい狂気~わたしが出会った黒い人~【舞台K】
まとめ的な何か→【Kロスモワ】去年から続く夏の終焉とアイドルKとあらまき【舞台K】

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

【映画】『第九条』~維持か、破棄か?議論の狭間から生まれるもの~【感想・追記あり】 [映画]

写真 (75).JPG

まっきーが出ている、映画『第九条』の舞台挨拶つきの上映がありましたので観てきました!
そして、テスト明けの娘ちゃん(超寝不足)ももちろん一緒だったのですが、

「面白かった!」

ということでして、もう一回連れてけ、ってことでして(笑)
結局日程的に無理がない、主婦役の睡蓮さんとPANTAさん登壇日にもう一度行ってきました
ちょうど10日の投票日で、ちゃんと投票行ってから行きましたよん^^
→その後結局アンコール上映時の聡太郎さんが登壇の日も行って来た(三回目笑 そして軍艦オタクの甥っ子も連れてったけど面白かったみたいです)

南圭介くんが登壇の日(最終日)とも思ったのですが、すっごい予定が詰まってしまってるので、、
でも10日の舞台挨拶は、まっきーの時とはまた違うお話が聞けて、すごくよかったの

まっきー登壇日に映画本編を観て、
メイキングを観て、
その後もう一度本編を観た感想です(今回も記憶力には自信が全くありません笑)


実は物販が買えないといやだな~と思って、二日前くらいに物販だけ買いにいった(´▽`)☆
かわいこちゃん♡
写真 (77).JPG


【ストーリー】
20XX年、時の政府は日本国憲法第九条の改正の検討に入った。
それに伴い、国民の意思を聞くため、各年代別に諮問委員会を作った。
諮問委員会は第九条は維持か?破棄か?の全員一致の結論を求められた。
そして、その結論の意見の多い方に政府は従うとした。20代以外の諮問委員会の結論は、
維持と破棄が五分五分。これから開かれる20代の諮問委員会の結論が
日本の運命を握ることとなった。諮問委員会のメンバーは様々な職種の20代の若者12人。
改正派、維持派、中間派、この問題に興味のない者、皆、様々な意見を持った12人だったが、議論は徐々に熱くなって行く。
憲法の成り立ち、今の憲法が抱える問題点が分かり易く浮き彫りになって行き、
議論は深まって行く。それぞれが、日本の未来、若者の未来を真剣に考え、自分の想いを吐露して行き、議論は日本の運命を決める結論に向かってひた走っていく。
果たして、彼らの出した結論は?日本の運命は?


監督・脚本:宮本正樹
出演:南圭介/馬場良馬/タモト清嵐/松本寛也/荒牧慶彦/聡太郎/小笠原健/中村僚志/
   はねゆり/綱島恵里香/森レイ子/睡蓮みどり
製作:映画「第九条」製作委員会(クラスター・トキメディアワークス)
製作プロダクション:クラスター・トキメディアワークス
配給:クラスター

公式より転載


予告編はこちら

えーとまず、最後のクレジットに「荒牧慶彦」って文字が流れていくのが胸熱(←もうダメじゃん笑)



ちょうど一年近く前、Kステのあとすぐに南圭介くんとの映像の現場があったらしいのはTwitterによってみんな知っていて

その台本が、勉強してるみたいにとても難しい、今までやったことない役、ってこともまっきー自身が言っており、
なんの仕事なんだろう?と、気にしていたところ、、(思い出したようにあれなんだった?ってなる笑)








で、第九条です

この映画の台詞に、無駄なものはなにもない
雑談や場をなごませるような言葉もないし、誰かを優しく慰める言葉もない

映画というものはそういうものかもしれないけれど、
それにしても、紡がれるすべての言葉に省けるようなものがない

ファンタジーでもなく、現実世界であり、そこにはそれぞれの人生がある
みんな日常の小さな闘いの中にいる

公開できるギリギリの、これ以上はクローズドな場での議論がふさわしいような、
そういう言葉の応酬で羅列でもある


公式サイトは当たり前だけど上映期間前から公開されていて、
この設定だけでもなんかワクワクする感じだったんですけども。。。

>維持と破棄が五分五分。これから開かれる20代の諮問委員会の結論が
>日本の運命を握ることとなった。諮問委員会のメンバーは様々な職種の20代の若者12人。


物語は全てを描けばいいってもんじゃないよね、って(他の世代がどうだったかは描かれないわけだから)

その12人のうちのひとりがあらまき演じるミリタリーオタクの山田くん
まっきー山田くんも長ゼリフありましたね
数字とか、年代とか条約とか、論文でもそういうもの(数字など)がないと説得力に欠けるから入れなさい、って言うけれど、
まさにそんな感じで、日本を取り巻く客観的事実、数字に裏打ちされたもの、などの説明するという役どころ


あらまきが舞台挨拶の時に「役作り」について聞かれたとき、

オタクなので、自分のターンが来たと思ったらちょっと早口で、しゃべりたくてしょうがない、って感じを出しました

っていうの、満点だと思わない?(←ダメな大人、笑)

あらまきが三国志好きなのは周知のことだけれど、
三国志が好きだからその話題を振られたときの自分、のイメージってことらしく、
ホントそれあるよね、って思うし、次の日のわたしが本当にそうだった

(役員会のママ友に、ブレスレットかわいいねって言われて(社交辞令かもしれへんのに)、ご丁寧に石の名前とか産地とか性質とか早口で語ったのはわたしである笑)





本編をけっこうイラっときながら観ていたんだけれど(笑)

維持か、破棄か、ということについて話し合うわけで、本当のこと言って結論が出るとは思えない感じなんだよね


ただ、

「知ってる人」
「知らない人」
「維持」
「破棄」

・・・なんていうのか、それぞれの立場で、それぞれの人生の中で思うことがあって、
それに裏付けされた「何か」(意見・思想・思惑)があって、
でもすぐにはそれを出せない人もいて、出せる人もいて、

12人という20代の代表者なだけなんだけど、
それがうまく役割を担っていて、質問者だったり、回答者だったり、
仕掛ける人であったり、まとめる人であったり、、、


議論をしていく中で、明らかになること、隠されていること、気づかなかった自分の中にある答え、、、

そういうものが順を追って、階段をのぼっていくように、あるひとつの結末へと集約されていく。。。


ここに表されているのは短い時間だけれど、確実に、力強く、映画の結論へと導かれる



ああ、この結論しかないよねって、

最後の台詞を秋葉(南圭介くん)が言った時、きっと誰もが思っただろうと思うの

少なくともわたしは、ああここか~とやられた感あった(笑)
これに尽きるよね、って



10日のほうの舞台挨拶の時に監督の宮本さんがおっしゃっていたこと


議論ができない世の中になってしまうことは怖い

自分の意見を言うということができる世界であるように


と、、、


公開時期についても、ちょっと今回の選挙の焦点が思ったようにはいかなかったそうで・・・
10日はまさに投票日だったわけだけど(そして投票率が低いという話題にもなっていて、でも前回より2ポイントくらいアップしていたのだからよかったですよね、高くはないけどね、それでも前進だと思う)

この結果によって、また改憲についての議論が盛り上がるときが必ず来るから、
その時に、破棄でも維持でも、またはそのどちらでもなくても、

「知る」

「関心を持つ」

「意見を言う」

ということにつながっていくように、という気持ちが込められた映画だっていうことでした

なので、これから先、またこの映画がもっと必要とされるようになるだろうし、
今後の展開についても考えてるし、模索していくともおっしゃってました

(だいぶ意訳だけど)




監督の宮本さんの意図としては、
どちらか、ということではなく、意見を持つことができる、考える機会ができる、ということを伝えたかったんだと思うし、確かそうおっしゃってたし、

「どちらか?」という選択肢しかなかったところに、
議論を尽くすことによって別の希望が生まれるという、
この映画の結末にある種の幸せを感じる

それは人と人との間の、
コトバにしなければ伝わらないものであり、
やり取りとすることによって化学反応が起きるということであり、
人間は完璧ではないけど、常に成長することができて、変化していくもので、
それを自分で選択することができる・・・

っていうの、すばらしくない?



あとね、ぼんやりはよくないって(笑)
お話聞いててああなるほど、って思っていたけれど、

要はB層からの脱却だわ、と思ったわ

権力者は、大半の民衆が「ぼんやり」なのを望んでいるしね
操作がしやすいから

歴史的にみてもそうでしょう
よく知らないけど(知らんのかい)

思考停止してる人のほうが操りやすいもんね

それは無関心からくるものでもあるだろうし、
どんなきっかけでもいいから、「知る」ってことは大事だなと思って

フォロワーさんもいってくださったけど、
今回娘ちゃんはあらまきが出てるからという理由だけで、
それがなかったらきっと観なかった「第九条」に出会えたわけで。。
娘ちゃんの年でこういう映画に出会えて幸せだね、っていうことですよね

テスト範囲と被っていて、もともと勉強してたこともタイムリー過ぎたしね


いつも思うけれど、「好き」はいろんな可能性を拡げるし、
たくさんの幸せと出会いもくれるから、
本当にオタクでよかったし、
あらまきに感謝しております☆

写真 (76).JPG


それにしても、12人みんなに見せ場があって、

ばばりょもよかったよね~圭ちゃんもよかったし青の王~~~!!
観た人が本当にいろんな意見を持つような内容だったなぁ


最後ね~ホント泣くとは思わなかったけど泣いちゃった

きっと「希望」を感じたかからだね


写真 (78).JPG
帰り道にキレイな夕焼け



長くなったからとりあえずアップ


あやね

アンコール上映の告知の際、あらまき画像をありがとうございます






nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

舞台「戦国無双」四国遠征の章【感想】 [├ その他]

写真 (90).JPG

舞台「戦国無双」四国遠征の章の超個人的感想~

第二弾のキャスト発表で、あらまきが小早川隆景役と発表されてから
あらまきファンの間では「そっくりすぎるw」という声が多かった、舞台「戦国無双」

あらまき発表段階では、最速先行やキャスト先行(うえちゃんとかわだまさとか)も終了していたんだよねぇ、、、

でも、なんだかんだでわたし4回、娘さま2回の観劇となりました
娘さまが少ないのは、定期テストがあったからですね!!学生の本分♡


例によってゲームが出来ないわたしたち、、そして別に歴史好きでもないわたしたちの戦国無双、、、
特に娘はどうかな~と思ったけど、楽しかったみたいですよかった


千秋楽は、開演とともに雷と大粒の雨、、、そして終演のころにはあがるという、、なんとも偶然にしては稀有なシチュエーションとなりました


あらまきは終始、美しくかわいかったわ(いつものやつ)

舞台装置(移動は人力)の使いかたというのかしら、ゲームっぽいなぁ(ゲームしないけど)と思って

あらまきの立ち姿はまるでお人形さんのように可憐でしたのよ、、、(語弊)
余生を送るわたしから見れば、そんな感じということなだけだけど

何時間でも観ていたかったわ

本当にあの子は誰かに仕える、という役柄に無理がなくてハマるねぇ

ああ、あらまきらしいなぁと思いながら観ておりましてん


いのちゃんは首が美しいです!!薄ミュの時も思ったけどさ!!



初日、8列目のかなり上手から観ていたのだけれど、
何にときめいたかって、隆景が舞台から立ち去る後ろ姿なの!!!

後ろ姿!!


その他にもいろいろあるにはあるんだけどね。。。(笑)
(記憶力のモンダイ)


また、渋谷で本能寺が燃えてました

登場人物の生きた時代?のダイジェスト版みたいなストーリーだと思って

そんなに深く掘るわけじゃないけど、キャラを立たせるというか、、、
そういう感じ?(投げた)


この毛利家の日常シリーズがあらまきらしくてよいですよね




シリアスな場面と、笑いの場面、バランスのよい舞台だと感じましたわ

千秋楽は娘ちゃんが来られなくなったので(だいたい4月以降の新学年のスケジュールが出る前にチケット取ったからよ)
フォロワーさんにお譲りできたので、開演まで少しお話できたのだけど、
やっぱり情報量が違いますです
ありがとうございました<(_ _)>

あ、あと物販がひどかった
混み過ぎで初日は開演間に合わなくなりそうで離脱→終演してからまた並んだし
他の日もわたしにはちょっと無理だったわぁ~(根性なし)


まだニコ生観てないので、またそれ見たら追記しようかな~

かずくんよかったな
個人的に一番良いお席だったのが、たまたまあらまきの出るアフタートークの日で超ラッキーだったのだけど、
(アフトは予想を裏切らない感じにかわいかったですよ)
光秀をなくして、友の遺志を受け継ぐ決意をするかずくんが本当に泣いていて、思わずわたしも泣いた←単純




この毛利家もかわいいじゃろ?




それから、うえちゃんは相変わらずとてもかわいかったです
30日のアフトの時に、かかとがある靴だからいつもより背高いよ!!ってアピールしてたのかわいかったな~

小悪まっきー言われてたで、あらまき(笑)
直前のトークイベントは、まっきーバスツアーで参加できなかったけど、
その時も出てた話題、

「まっきーが、ひさしぶり~あいかわらずかわいいね~って頭ぽんぽんしてきた」

という、うえちゃんの話がまた出て、

「だって(うえちゃんの背が)ちょうどやりやすいんだもん」的なことをのたまう天然あらまき

きっと身長差が肩に手をまわしたり、頭にアゴのせたりしやすいんでしょう

でも舞台では身長差が縮んでた(うえちゃんの靴の高さにより)


とりあえず最後にこれを、、、

ボーカル隆景♡


あまりにも内容がカッスカスなので、また追記したいと思います~
本当に、どんな瞬間もあらまきの隆景は楽しそうだった
それだけでも幸せなことよ


毛利家の武器たち



振り返りブログきましたね




あやね


kobayakawa.jpg小早川隆景


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

【忍ミュ】第七弾初演・再演~水軍砦三つ巴の戦い!~【感想】 [├ 忍ミュ]

君のために僕を生きてゆく
未来をうたう自由
Be Truth Be Myself

~Takashi Utsunimiya「Be Truth」~


自由、というキーワードを想うたび、この「未来をうたう自由」というフレーズを同時に思い出すのです
あたしたちは、自由を持ってる 不幸になる自由さえ(気をつけましょう)

+*+*+*+

ブログねー、書きたいと思いつつなんかやっぱり書けずにいたりして、
よっぽど自分の中に熱がないと書けなくなったっつーか、、、

観劇したものはそんなに多くはないのだけど、書けなてない上半期を振り返って記録する…
それは今日が7月1日だから


【1月】
ミュージカル忍たま乱太郎第七弾~水軍砦三つ巴の戦い!~
写真 (89).JPG

やっぱり忍ミュを観ないわけにはいかないのです
この時は、娘ちゃんがお友達と行きたいというので、チケットめっちゃがんばりました(精神的に)
いや、いつもめっちゃがんばってるけどわたし(笑)

あと、姪っ子ちゃんたちもチケット取れた段階で誘って、でも当日ひとりがインフルになったりして、
急遽行ってくれる方探したり(その方がインフルの姪っ子ちゃんにってお守りくれたのです!!ホントにありがとうございました!優しい)

インフルなっちゃった姪っ子ちゃんがちょっと気の毒だったし、わたしのチケットの女神様が前楽と千秋楽のチケットくれたので、前楽を姪っ子ちゃんたちに、、、
インフル姪っ子ちゃん(完治)は小学生だったので、たぶん通路側ではなかったと思うけど、
義丸さんが頭ナデナデしてくれたらしいす(ファンサすげぇと噂の、、、)

内容よりも周辺の人間模様がいろいろだった公演(笑)
推しがいないとこういうことになりますの
緊張感がない←別に悪くないよ


わたしたちは結局3回?観たのかな?

今回から伊作と長次がキャスト変更となりまして
伊作のそりくん、とってもよかったね~素の彼はよく知らないけれど、
歌上手いし、最初から娘ちゃんと「伊作のソロもっと増やせ~~~~~!!」って言ってた
(7弾再演でも言ってる笑)

内容はいつものごとくほぼ覚えてないけど
ストンプな、すとんぷ、、いいんだけど、

セット大丈夫!?

って不安になるから!!グラグラしすぎじゃ>セット


歌もキャッチ―というか、けっこうわたしの頭の中で流れてたりして、
覚えやすい感じのやつ、、大団円、みたいな
わちゃわちゃが楽しい、6弾の割とシリアスな展開(でもないか~よくわからんすでに)に比べたら
ホントに忍たまらしいというか、そういう感じの楽しめな舞台

娘は「勇気100%があるだけでいい」と言っているので、
もうこの舞台はわたしたちの中では常に完結しているのである

でもさ、サンシャイン劇場って駅から遠いよね~笑
いつも帰りにうどん食べて帰るのがわたしたちのパターンになってる←うどん好きな娘のために

1月は通路側ばっかりだったので、なんかたぶんいろんな人とハイタッチしたわ
千秋楽も後列だけど通路側で、めっちゃよかった
後ろに誰もいないって、超気が楽だし、オペラグラス覗き放題だし(隣りいなかったし)
キャストは最後列まで来てくれるし、推しはいないし、ほんと気楽に楽しめるのっていいね!!って思う~


【忍ミュ第七弾再演】
現在、公演中ですが!!

再演ももちろん行ってきました~
きりがないので、最小限にしてるけど、これは外せないので
写真 (88).JPG

今回もわたしのチケットの女神がお誘いくださり、水軍VS六年生のマルチエンディング回に行くことに~
マルチエンティングって知らないで行ったら、わざわざそれがあるからわたしたちを誘ってくれたとのこと
なんと親切な…っ

義丸onステージ!!って感じだったんだけど、長次もよかったんだよ~
どうしても台詞が少ない役柄だし、地味な感じになりがちではあるけれど、
うまいこと長次のよさというか、出てたなって思う

内容的にはほぼ初演と一緒で、
ただGロッソというポテンシャルを最大限に生かした、そういう舞台になってましたよね
地方公演はどうなるんだろう~

同じストーリーだけどより楽しい展開だったなと、、、

相変わらずストンプ時のセットはグラグラだったけどね!!笑


そして、去年の仙蔵キャス変にともなうわたしの愚痴も完全に終了、、かな
まっきーの仙蔵をまた観たかったというその時のわたしたちの気持ちは変わらないけれど
以前書いた「荒牧慶彦の立花仙蔵について考える」も修正しました

このエントリーはなぜか毎月アクセス数が一番多いエントリーでして、
荒牧慶彦で検索すると1ページ目に載ってくることが多くて、まっきーが何かにキャスティングされて検索される方がいる時に読んでくださってるのかなと思うんだけど(なのにこんな内容で申し訳ない、、って感じですよね)
わたしの中で完全にけりがついたようなので、わたしの愚痴部分を削除しました

わたしは基本偏執的なところがあるんだろうなと思うのだけど(いろいろ好きとかが自分の中ではありえないので)
時間という偉大な師は、いつかは癒しをもたらすものですね(意味不)


長くなったので、忍ミュでアップします


聖地尼崎への凱旋、楽しみね♡




nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。