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『イノサンmusicale』東京公演~初日から千秋楽のドラマ~ [├ その他]

はじまる前から「賛否両論」というワードが付きまとう(それは演出家ツイートが所以です)『イノサンmusicale』東京公演が12月10日千秋楽を迎えました

あとは2月のパリ公演があります




(どーも、おひさしぶり~ログインできないかと思ったよー)

下書きにいくつか入ったままになってるエントリーをぶっとばして、
これはなんか書いておきたいんダヨ、、
たぶんこれを読み返す未来のわたしのために・・・




11/29初日ソワレ、
間あいて、12/7ソワレ、12/8マチネ、
そして12/10千秋楽の4回観劇
(娘さんは初日、12/7ソワレ観劇、イベの原稿に追われておりますゆえ)



結論としては、やりたかったこと言いたかったことはとりあえずわかった気がする、です

賛同とか反対とかじゃなく、まあわからんでもない、という理解


たぶんかなり長くとりとめなくなると思うけど、本当にあとからわたしが読んだらおもしろいと思うから、
思ったことを書いてくよ


わたしはイノサン無料で読めるとこまで(何巻だったかな、、、ルージュなんだと思ってたからあまり必要ないかと思ってた)と、ルージュは1~2巻はwebで読み、ジャックが出てる4~7巻は購入して読み初日を迎えました



『イノサン』『イノサンRouge』のほとんどを駆け足で上演、
最初と最後に現代パートが入っており、特にこの締めの現代パートが問題に


これは観た人にしかわからないところではあると思う(説明がめっちゃ難しいからな)んだけど、

とにかく初日はみんなの(まあ少なくともわたしが)受けた衝撃が半端ではなかった

笑えない


わたしたちは何を観に来たんだろうか?



あ、つーかホントに初日の物販もひどかったからね

最初からアナウンスあればよかったと思うよね~列形成何時からみたいのとか、ここに並んで、とか
(まあこの運営には無理だったと思うし、なにをどうやっても不満は出るものだけどね)

わたしにしては早めに行ったんだけど、すでに列形成はされてて、そーかそーかと思って並んだら(結果的に一番遠いエレベーター側だった)階段のほうに並ばせ直しだったからね

そっち側に並んでる最初の方を始め、そっち側に折り返してる人たちが有利になるよね~
別に意図してそうなったわけじゃないから仕方ないけど、最初から散らしとけ
(でもスタッフらしき人がチラチラ列の具合を見に来てたから、最初の列形成で問題ないと思って並んでた)

…書き始めたら序盤すぎるところで力が入り過ぎたヨ

結局わたしは間に合わず、物販だけ来たフォロワーさん(天使)が買ってくれて幕間まで待っててくれたので最低限(しかしそれっきり買うことはなかった)は確保できたけど
また並ぶのは嫌だったのもあるし、売り切れあったら、、、と思って初日に終わらせたかったんだよね
まあ売り切れもなく、その後追加になったグッズもあるのでね

ただ、初日観てこれ以上イノサンmusicaleにお金使いたくない、と思ってしまったので、
DVDすら予約してませんのよ
普通は観ても観なくても記念に一枚くらい予約するけど(つか観るわ!)
たぶんこれは観ないな~と思ったから



さあ気を取り直して




この「演劇的な2.5次元をお楽しみください!」がね笑
あと実はわたし全然ちゃんと読めてないけどパンフレットの中とか

演劇にも言葉はとても重要だと思うんですけど(脚本だけの問題じゃかく、という意味で)
もう少し言葉を選べばよかったね、とは思うんですよね
ツイッターは文字制限あるし、そういう意味では難しいツールかもしれませんけどね
言いたいことは千秋楽くらいになったらなんとなくわからんでもない、ってなりました
どうしてかというと、これは

2.5として作られてなかった

からです

あと、脚本家や演出家はいわゆる今確立されつつある「2.5次元舞台・ミュージカル」の何が受け入れられてるかわかるような作品を観てはいないよね、という見解の一致をみました

まあお忙しいだろうしな


今回のイノサンがこのような形でよかったのかどうか、ってことはもう人それぞれなんだと思うけど、
どっちにしても結局、こうなるしかなかったんだろうな~っていうことに関してはさもありなん、ってとこでしょう

めっちゃ奥歯に物はさまってるけど笑

ねぇ、これを例えばすえおじがやったからってどうなるの、ってことですよ

国内向け、オタク向けにはその方がよかったかもしんないよね
いやたぶん受け入れられたんじゃないかと思うよね

もっと細かくしてシリーズものにしてやったらそれなりに儲かったかもしれん…うーん、どうかな笑

そしたらマリーは中島美嘉ではなかったかもしれないし、
女性できる男子連れてきてもいいしね?(誰だよ)

でもそんな意図で作られてはいないからそれはありえないわけですよ

だってこれは2.5ではないからなー

2.5として認めない、とかいう話じゃないんです
これは2.5として作られたわけではない、そもそもって話なわけですよ

漫画『イノサン』原案、って感じだね

そうはっきり、最初から、させておけば、
初日あんなに苦しくなかったかもしれないです

もうそれは、単なる定義の問題で、わたしが言う2.5と、あっちが言う2.5の在り方の違い、というだけかもしれん

わたしがこれは2.5として作られてない、と言っても、
あっちは(演劇的)2.5はこれです!!かもしれん

どこまで行っても平行線の、交わることのない世界になってしまう


でも、初日(こだわるね)にとんでもない衝撃を受けた一定の人たち、
少なくともわたしは、

これは2.5ではなかった、という見解に至って心の平和をみた、というのはもうこれ真実なわけだ


求めていたものが違う、ということなわけなんだけど、

そんなことはあらゆるところで起こるわけですよ、

そりゃもう人生の隅々至る所にそんな現象あるわけよ


でもさ、心がある舞台(ってのも語弊あるけどもな)には、それでどっか共感があるもんじゃないかと

何かしらの琴線に触れるものというか、何かさ、ホントになんか、わたしなんかもう長く生きてるからなんかしら自分の経験にぶちあたる(もしくは正反対の)ことがあるんだよね

それが小学生のお話だろうと、あるんですよね

これが、娘さんみたいにわたしにめっちゃ大事に育てられてるまだ人生これから、って若人だったらわからんけど


(だんだん何の話かわからんくなってきてます)






とはいえ、初日は本当に茫然としたまま帰ったけど、
娘さんと梶くん回だからという理由で取った一週間以上あいた12/7ソワレ、
なんかとてもよくなったな?って感じしたんですよね

まあイノサン感想で検索していろいろ読んでたのもあるかもしれないけど、
だいぶ冷静に観れるようになったし、一周回ってちょっと楽しくなってきた頃笑

それでも娘さん曰く

(客席の)空気冷たくてコワ~~~

だったらしいので(わたしは妥当かな~と思ったけどね)

まだまだ、、、、みんな受け入れられてない感も強し


え、、書き終わるのかなこれ?

で、次の日12/8マチネね、
これはわたし的には良い席で、目の前でジャックの「クソが…っ!!」を観れたのでそれだけでもういいや、ってのはあったんだけど(基準低)
それ抜きにしても客席が少し優しくなってきた気がした頃(何よ)

この時前ちゃんファンのフォロワーさんとごはん食べたんだけど、
(戦ブラを戦い抜いた同士である笑 そうは言ってもわたしたちは虚無とか思ってなかったけどな、楽しかったからさ)
いや~、今度の前ちゃんカレンダーのリリイベ、100冊積んだって聞いた、、、
そっちのが衝撃だわ!笑
ご本人全然それがすごいとかそういうんじゃなくって、まだ買える状態だったんで~ボーナスも出たし~ってゆるい感じで、ホント好き
身近にそういう方いると身が引き締まる想い

んで、千秋楽はお仕事で行けないってことで

スタオベあったか教えてください~

って言われたの面白すぎん?

ちなみに千秋楽行けなくなった娘からも同じこと言われたけど()



知りたい人がいるか知らんけど、
千秋楽はスタオベでした(ちょっとホッとしたね~)

でも、あの現代パート罵倒エンディングの前に劇場を後にした人は千秋楽にもいました
それは「自由」だからね、まじ意思の表明なので
(特大ブーメラン)

千秋楽、娘が行けなくなった分、フォロワーさんがご一緒してくださったんですけどね
空席でもやむ無しと思ったけど、でもとてもひとりでは怖くて(スタオベあるかとかさ、、これスタオベの問題じゃなくてそれはあくまでも象徴なだけなんですけど、がんばってるキャストたちには本当は惜しみない拍手を送りたいって人も多いと思うんですよ、、、)
こんなに誘いにくい舞台もめずらしいYO、、、(ダサ)

さすがに千秋楽は観客たちも慣れて(馴らされて?)きて、わたしが観た中では一番客席が優しめでした

幕間の小芝居、初日と千秋楽で観たんですけど、
なんかすごくなってた笑

初日は本当にたまたまホワイエにいたから、たぶん当初の狙い通り?通りすがりの人たちへの「緊急速報!」って感じだったし、(めっちゃびっくりしたがな)

千秋楽は、そろそろ行ってみよう、って出たらずら~~~っとみんな並んでて、
(スタッフさんがこちらどうぞ~って案内してくれたので良く見えました)
キャスト出てくれば拍手~~~!だし、
レポーター&カメラマン出てくれば盛り上がるし、
一体感あって楽しい空間に進化

ホントの客席もそうだったらイイのにね~~~~笑

(まじで)

千秋楽は心の準備が出来てるからまあまあ普通に観れたと思うんですよね

観たあとフォロワーさんと話しもしたし、まあまあ消化できたんじゃないのかなぁ~ってとこまではいけたかと、、

千秋楽で初見のフォロワーさん、面白かった(ただし前情報を入れてるから、という理由は外せないけど)そうだし、
わたしもこの日、ちゃんと観れたかな、とは思ったんですよね

心の中でいろいろ突っ込みながらではあるけど、
最初の現代パートで先生(シャルル父へ早替えする)が「~~中でも有名なのがダミアンの・・・」って言っててそれを聴いてるまっきー(ジャック)の表情とか、、新しく気づくこともいっぱい


演劇の様式美的な知識や経験値(バレエのマイムみたいな?)とか総動員しても理解できるかどうかの舞台だったね、って結論に

どういうことかというと、

中身がなんせ漫画20巻ほどの内容をギュッとして、入れ変えて、こっちとこっちをくっつけて、この人にこの役目も負わせて、みたくかなり難解なパズルみたいな構造だから、
ちょっとの言葉や表情を取り逃しても、制作の意図するところとか提示しているものとかを受け取りそこなうんですよね

それはもう受け取りそこないまくりですよ、だって別の色んなことに気を取られるからさ!!

観る側にはとても優しくない造りであることは否めない


わたしは中島美嘉さん好きだしね、それも楽しみにしてたんです

わたしが観た中では初日は確かにどうしようもなく棒だったよ、歌も期待に反してたと思う、、、
でも次観た時は音量の調整なのか、ちゃんと慣れてきたのか、
格段に良くなったと感じたわけ

例えばでマリーのこと書いただけで、みんなそうよ、ホントに
シャルルも主役のはずなのに存在感、、、とか言われてるのみたけど、
ちゃんとシャルルになっていけてたと思うわけ

初日は初日、って感じの公開ゲネプロみたいな感じでした、ほんとにね
そんで予想以上に内容の飛躍っつーか、なんだろうね、適当な言葉がいくら探しても見つからないんだけど、
なんか本当に何を観たのか?って感じはもうどうしようもなかったよね

わたしたち観る側の態勢もよくなかったよね
初日、本当に呪われた初日と言っても過言ではない

あれを振り払うのは本当にたいへんなことだよ


今回当日券は一枚も出なかったんですけどね
招待(ただの関係者かもしれん)も毎日かなりいたような感じするけどね

めっちゃモヤモヤしてきたけど!笑


とにかく初日心配になったのは、
推しの心中いかばかりか、ってことで

(初日を観た時点で)たぶんこれは普段の主義主張に反するようなことを毎日稽古してきたんじゃないか、
それを推しはどう思ったのか、苦しくはなかったのか、何も感じなかったならそれはそれでいいけど、
どうやって乗り越えたのか、それともまだ苦悩しているのか、、、

とかって勝手に思ってたわけですよ

超余計なお世話だし、そんなんどうでもいいことなんだろうけど、
もし苦しんでいたなら、それをケアしてくれるような人たちがいただろうか、とか
どんな状態であれ、わたしは推しを支持するよ、というような心境だったわけです

それは徐々に落ち着き、まああの子も子供じゃないんだしな、って感じになっていくわけなんですけど、
二回目の観劇まではけっこうそれが常に引っかかっててね

いい仕事してもらいたいじゃない、やってよかったな、という仕事をして欲しいわけですよ超余計なお世話だけど




と、まあ、こんな風にですね、イノサンmusicaleを観たわたしたちが、批判や苦情や賛美をさかんにしている状態、
それこそが制作者の意とするところだったんだよ、とか言われる気がして、
本当にちょっと腹が立つわけ

おそらく、

いわゆるただの2.5にはしたくない
革命の本国フランス公演ありき

この2点の前提に尽きるんじゃないかと思ったわけ


こうして炎上みたくなっていることは、良くも悪くも注目は集めているわけで、
多くの人が今後、ああ~あの公演ね、って思うわけで(観てない人たちまで)
あーでもない、こーでもない、って沸いたこの12日間は確かに存在したわけで、

どっちにしても、客が受け取ったものを知る必要はないと思っている人たち、
作りたいものを創るだけ、って感じかな

作りっぱなしでも許される人たち

ホントはもっと言いたいことは細かくあるんだけどさ、

もうバカバカしくなってきたから辞めようと思う、、、(時間切れってのもある笑)



もう年なので、美しいものを観て生きていきたいわけですよ、
人からなんか指図されんのはだいぶヤダな


ホントに説教とかやるぅ?
あれは説教だったのか?
それがホントならチンケ過ぎない?

だいぶ古いタイプの主張だな、とは思ったけど

例えばうちの父とかが長いこと垂れ流してきたような?

80年代とか90年代とか、そういう感じのやつ


うちの娘とかそういうことに振り回されないように教育してきたつもりだから
(まあ社会出たらこの先どうなるかわからんけど)
そういう意図ならマジで見せたくない舞台ナンバー1になってしまう(もう観たけど)

全くもってそういう意味では、うちの娘は観てもなーんとも思わなかったんだよねすごい

ジャック(あらまき)男なのに三つ編み似合うとかすごくない?

が一番熱量高い感想だったワ


パリでどういうものが受け入れられる舞台なのかはよくわからないけれど、
盛況であることを祈ってます

なんせ推しがいるからな~ファイトー



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