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ミュージカル『王家の紋章』~原作ファンの気持ち【個人的感想・追記あり】 [├ その他]

写真.PNG
公式サイトより


昨日はお友達に会いまして、あたしはどうして美人に生まれなかったのかとか、生きててもいいのかとか、これからどうしていったらいいんだろう、とか超くだらないことを延々と聞いてもらってきたよ、セミナーサボって(笑)

で、王家の紋章です

昨日のお友達に(原作)知ってるっけ?って聞いたらもちろん知ってるよ~って言われたわ
そうだった、彼女はまんが読む人だった(笑)
だからいきなり話してもほぼわかってくれたぜーーーうれしい

先日、ミュージカル『王家の紋章』を娘ちゃんと観に行って来まして
帝国劇場に娘を連れていきたかったというのもあったし、わたしの夏休みだったので
ずっと前から妹ちゃんと計画してまてん

でもいろいろあって、妹家とはバラバラに行くことになったんだけどね
だから一昨日、観劇からはじめて妹とゆっくり話ができまして(仕事中)
やっぱそうだよね~~~~!!!!!
ってなったところ、次の日お友達にもその話して、
やっぱそうでしょう~~~~~!!!
ってなったところです

今回、娘ちゃんと小バトルになりましたけどね


~*ストーリー*~


16歳のアメリカ人キャロル・リードは、エジプトで大好きな考古学を学んでいる。頼もしい兄や、友達や教授に囲まれ、幸せな毎日を送っていた。

ある日、とあるピラミッドの発掘に参加するが、そこは古代エジプトの少年王・メンフィスの墓だった。ピラミッドに眠っていた美しい少年王のマスク、古代エジプトへのロマンに沸き立つキャロル。

そんななか、アイシスという謎の美女が突然現れる。
記憶をなくしているという彼女は、キャロルに優しく近づき、リード家で面倒をみることになるが、実はアイシスは古代エジプトの神殿の祭司でメンフィスの異母姉。メンフィスの墓を暴いたことによる祟りを起こすため、現代に現れたのだ。
彼女の呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。

キャロルは、エジプト人にはありえない金髪碧眼に白い肌。
そして、考古学の知識と現代の知恵を持つ。
やがて古代エジプト人達から、“ナイルの娘”“黄金の姫”と呼ばれ、崇められる様になるが、キャロルは現代を懐かしみ、帰りたいと願っていた。
しかし、メンフィスから求愛を受けるようになり、強引で美しい若き王メンフィスに反発しながらも心惹かれてゆく。
だが、メンフィスを愛するあまり憎きキャロルの暗殺を企てるアイシスや、 キャロルの英知と美しさにほれ込み、彼女を奪おうとするヒッタイト王子・イズミルなど、 2人の間には数々の困難が立ちふさがる。

果たしてメンフィスとキャロルの運命は――。



~*公式サイトより転載*~



友達が

「どこをどうミュージカル化したの?」

って言うのもごもっともな話で(笑)

「4巻までよ、4巻まで!!」

とね、わたし言いましたけど、一体それはどこまでなのか?と(笑)なんせ今61巻だから(以下続刊)



まあ、ずっとキャロルの取り合いをしてるんですけど(暴言)
 ↑ これって乙女ゲームじゃん?って思ったよね


でね、今回舞台を観ていて、一幕中、わりとずっとわたし泣きそうになってましたよね

だってね、そこに古代エジプトがあるんですよ

大いなるナイルがそこに流れているの


アンサンブルの人たちの、手の動き(というかカタチ)でわたし涙が出そうだったもん(ダメだ)


それでしみじみ、ああ、これが原作ファンの人たちの気持ち、、、、って
噛みしめたものがあったんですよ。。。


今まで、わたしは「わかった」つもりではあったけれど、
でもあくまでもキャストファンであって、、

「理解している」ということと、
「わかる」ということは、
全く別のものなんだな、と思い知らされました

これは本当に貴重な体験だった、と


「理解している」ことと「わかる」ことは違う

これは声を大にして言いたいです


今まで本当にすみませんでした


そして、娘に「原作ファンの気持ちがわかった」と言ったら

「お母さんは偏見が強すぎるんだよ」ってのたまったんですよ奥さん?

ハァ??

ってなりまして、もうマジお前は連れてこない、ってその瞬間は思いました、、、
わたしけっこう傷ついたわ


2.5次元に関しては、やっぱり再現度ってとっても大事なんだなと改めて思います

衣装がすばらしかった

ああ、これ知ってる、って思ったし、すごいお金かかってる(実際王たちの装飾品とかもお金かかっていたでしょうし)って思ったし、なにより本当に美しかった、動いても静止していても


音楽はリーヴァイさんという有名な方でしたけど、特別すごいとも特別ダメでもなく、
たぶん王家の世界に沿って、溶け込んでいたのかなと思います

アイシスの歌で何度も泣きそうになったわ、、、
お姉さんだって切ないわよね、、、


わたしは、キャロルが新妻さん、イズミルが宮野(マモ)の回に行ったのだけど、
新妻さんは元々「王家ー」のファンであったとのことでキャロルの解釈はほぼ完ぺきだったかと思うの
20世紀のアメリカの、元気で、勝気で、正義感の強い女の子
「どうしてわたしを取り合うの?」的なところがちょっとしつこいんだけど(なんせ乙女ゲーなんで)

宮野のイズミルは、ちょっと荒々しすぎかなぁと思う
「俺、歌うまいだろ!?」って感じ笑
わかる、わかるんだけど、イズミルってもうちょっと大人なイメージなんだよね
メンフィスとのバランスなんだけどさぁ、、、

浦井さんのメンフィスは、わたしたち、、妹もわたしも、割と最初の日程の公演だったこともあるかもしれないけど、
少し大人しめというか、抑え気味?というか
メンフィスはわが世の春を生きる古代エジプトの少年王だから、すごいわがままで強引で強くて、
とんがっている部分を、キャロルの愛によって丸く、人間性を深めて行くというか、
その初期の、若くて猛々しさと美しさを持ってる王なのですよね(当社イメージ)

最初にしてはちょっと洗練されすぎてるかなって感じしたけど
申し分なく美しかったです

もうさぁ~、メンフィスのあの青のマントがさぁ、、、
舞台で映えることこの上なく、、

めっちゃかっこよかった、マントが

oumon2016_01_90_7993.JPG画像お借りしてます
一幕でこのマントを観て、妹は幕間に「パンフを買わなければ!!」ってなって買ったそうです笑
わたしたち旅行中だったんだけどその幕間に画像たくさんLINE来てたし


あと、矢田ちゃんがルカでした
(イズミルの部下でエジプトに潜入してる役、この間者というだけでシビれる笑)
脚がめっちゃきれい~女子みたい
6-e1469011939821.jpg

顔立ちがエキゾチックというか、ルカに合ってますよね
髪型もとってもステキ

ルカが出てくると「ルカ~\(^o^)/」ってなってました(単純)


早くも来年4月に再演が決定しております
先の友達とも一緒に行こう!!という約束をしました(笑)
きっともっとブラッシュアップされてるはずだわ


あやね


【追記】
わたしたちは原作を知っていたし、しかもめっちゃ読んでた初期のところが舞台化だったので
あの複雑な世界観が染みついていたけれど、
原作ファンではない方が観てわかったのか??という疑問がありますよね

うちの娘&妹の娘、娘っ子コンビはほぼわからなかったようです
細かい設定というか、国同士の関係性とかも含め、ちょっと難しかったもよう

それと、妹ちゃんは宝塚ファンでもあるんだけど、
その延長で観劇される層の方々もいらっしゃって(妹ちゃんがいつも読んでるブログの方とか)
今回はミタムン王女が元トップ娘役の愛加さんでしたしね
そういう方もやはり細かい設定がわかりづらかったみたいです

最後、きんきらきんの衣装でメンフィスとキャロルが出てくるんだけど、
あれ結婚式だからね、、、
でも結婚式アピールが控えめなので、わかりにくい

あと、基本的にメンフィスもキャロルもイズミルも、
どうしてその人をそんなに愛してしまったのか?が弱い(でもこれってオタクの言い訳らしい~~~コワー)

ちゃんと理由はあるんだけど、舞台の表現では説得力に欠けるし、
観客の想像力とか経験値に委ね過ぎなのでは??という気がしなくはない

2.5次元は、見た目や世界観の再現度は本当に重要だけれども、
長く続いてきたこの「王家の紋章」は群像劇というか、
時代物のの設定の素晴らしさもさることながら、
キャロルを取り合う意味というか、愛と利益と、、、相反するものすら同列に置いて進んでいくストーリーというか、、、

って、ここで説明できないものを、舞台でどれだけ詰め込めるのか?っていうこと自体が無理あるのかな

もう少し、人同士の感情のやり取りが細やかに伝わってくるような、歌なり場面なり、、
あったらもっと良かったな~って思います

初見の人でもある程度わかって面白い、っていうのが理想ではあるよね

原作知ってればもちろん存分に、その素晴らしさも面白さも堪能できるわけなんですけど。。。


予習なしで観劇するのもありですけど、
観る前に知ってる人に聞いたりしておくのもいいかも~と、、
ただ、ネタバレ的になったら嫌な人は嫌だよね(笑)

難しさと面白さは表裏一体ね





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