【映画】『第九条』~維持か、破棄か?議論の狭間から生まれるもの~【感想・追記あり】 [映画]
まっきーが出ている、映画『第九条』の舞台挨拶つきの上映がありましたので観てきました!
そして、テスト明けの娘ちゃん(超寝不足)ももちろん一緒だったのですが、
「面白かった!」
ということでして、もう一回連れてけ、ってことでして(笑)
結局日程的に無理がない、主婦役の睡蓮さんとPANTAさん登壇日にもう一度行ってきました
ちょうど10日の投票日で、ちゃんと投票行ってから行きましたよん^^
→その後結局アンコール上映時の聡太郎さんが登壇の日も行って来た(三回目笑 そして軍艦オタクの甥っ子も連れてったけど面白かったみたいです)
南圭介くんが登壇の日(最終日)とも思ったのですが、すっごい予定が詰まってしまってるので、、
でも10日の舞台挨拶は、まっきーの時とはまた違うお話が聞けて、すごくよかったの
まっきー登壇日に映画本編を観て、
メイキングを観て、
その後もう一度本編を観た感想です(今回も記憶力には自信が全くありません笑)
実は物販が買えないといやだな~と思って、二日前くらいに物販だけ買いにいった(´▽`)☆
かわいこちゃん♡
【ストーリー】
20XX年、時の政府は日本国憲法第九条の改正の検討に入った。
それに伴い、国民の意思を聞くため、各年代別に諮問委員会を作った。
諮問委員会は第九条は維持か?破棄か?の全員一致の結論を求められた。
そして、その結論の意見の多い方に政府は従うとした。20代以外の諮問委員会の結論は、
維持と破棄が五分五分。これから開かれる20代の諮問委員会の結論が
日本の運命を握ることとなった。諮問委員会のメンバーは様々な職種の20代の若者12人。
改正派、維持派、中間派、この問題に興味のない者、皆、様々な意見を持った12人だったが、議論は徐々に熱くなって行く。
憲法の成り立ち、今の憲法が抱える問題点が分かり易く浮き彫りになって行き、
議論は深まって行く。それぞれが、日本の未来、若者の未来を真剣に考え、自分の想いを吐露して行き、議論は日本の運命を決める結論に向かってひた走っていく。
果たして、彼らの出した結論は?日本の運命は?
監督・脚本:宮本正樹
出演:南圭介/馬場良馬/タモト清嵐/松本寛也/荒牧慶彦/聡太郎/小笠原健/中村僚志/
はねゆり/綱島恵里香/森レイ子/睡蓮みどり
製作:映画「第九条」製作委員会(クラスター・トキメディアワークス)
製作プロダクション:クラスター・トキメディアワークス
配給:クラスター
~公式より転載~
予告編はこちら
映画『第九条』出演者 (南圭介 馬場良馬 タモト清嵐 松本寛也 荒牧慶彦 聡太郎 小笠原健 中村僚志 はねゆり 綱島恵里香 森レイ子 睡蓮みどり) 鮮烈な印象を放つ若手役者が集結!予告編 https://t.co/N5xHInmq9H
— 宮本正樹@『第九条』公開中 (@miyamotofilm) 2016年3月30日
えーとまず、最後のクレジットに「荒牧慶彦」って文字が流れていくのが胸熱(←もうダメじゃん笑)
ちょうど一年近く前、Kステのあとすぐに南圭介くんとの映像の現場があったらしいのはTwitterによってみんな知っていて
その台本が、勉強してるみたいにとても難しい、今までやったことない役、ってこともまっきー自身が言っており、
なんの仕事なんだろう?と、気にしていたところ、、(思い出したようにあれなんだった?ってなる笑)
今日一日台本を覚えるために家で悶々としてたけどこんなに難しい台本もなかなか珍しい…(´-ω-`)
— 荒牧 慶彦 (@ara_mackey) 2015年8月26日
まるでテスト勉強してるかの様で懐かしさすら感じる。
あ、話は変わりますがテスト勉強を始めようとするとなんで漫画を読んでしまうんでしょうね?気付くと一時間は経ってるという。漫画怖い。
けいちゃんけいちゃん南のけいちゃん。
— 荒牧 慶彦 (@ara_mackey) 2015年8月27日
Kのあとのすぐの仕事でも一緒にできて嬉しいです。
さて、今日の夜もテスト勉強!(台本覚え!) pic.twitter.com/Hx3ti2AReC
で、第九条です
この映画の台詞に、無駄なものはなにもない
雑談や場をなごませるような言葉もないし、誰かを優しく慰める言葉もない
映画というものはそういうものかもしれないけれど、
それにしても、紡がれるすべての言葉に省けるようなものがない
ファンタジーでもなく、現実世界であり、そこにはそれぞれの人生がある
みんな日常の小さな闘いの中にいる
公開できるギリギリの、これ以上はクローズドな場での議論がふさわしいような、
そういう言葉の応酬で羅列でもある
公式サイトは当たり前だけど上映期間前から公開されていて、
この設定だけでもなんかワクワクする感じだったんですけども。。。
>維持と破棄が五分五分。これから開かれる20代の諮問委員会の結論が
>日本の運命を握ることとなった。諮問委員会のメンバーは様々な職種の20代の若者12人。
物語は全てを描けばいいってもんじゃないよね、って(他の世代がどうだったかは描かれないわけだから)
その12人のうちのひとりがあらまき演じるミリタリーオタクの山田くん
まっきー山田くんも長ゼリフありましたね
数字とか、年代とか条約とか、論文でもそういうもの(数字など)がないと説得力に欠けるから入れなさい、って言うけれど、
まさにそんな感じで、日本を取り巻く客観的事実、数字に裏打ちされたもの、などの説明するという役どころ
あらまきが舞台挨拶の時に「役作り」について聞かれたとき、
オタクなので、自分のターンが来たと思ったらちょっと早口で、しゃべりたくてしょうがない、って感じを出しました
っていうの、満点だと思わない?(←ダメな大人、笑)
あらまきが三国志好きなのは周知のことだけれど、
三国志が好きだからその話題を振られたときの自分、のイメージってことらしく、
ホントそれあるよね、って思うし、次の日のわたしが本当にそうだった
(役員会のママ友に、ブレスレットかわいいねって言われて(社交辞令かもしれへんのに)、ご丁寧に石の名前とか産地とか性質とか早口で語ったのはわたしである笑)
今晩の登壇者は荒牧慶彦さん。熱心なファンの方に多数お越し頂き大盛況でした。ご覧なった方から、勉強になったと評価頂きました。#荒牧慶彦 #宮本正樹 #第九条 #ブリリアショートショートシアター pic.twitter.com/k8ks71pIa2
— 第九条 (@dai9jo) 2016年7月8日
本編をけっこうイラっときながら観ていたんだけれど(笑)
維持か、破棄か、ということについて話し合うわけで、本当のこと言って結論が出るとは思えない感じなんだよね
ただ、
「知ってる人」
「知らない人」
「維持」
「破棄」
・・・なんていうのか、それぞれの立場で、それぞれの人生の中で思うことがあって、
それに裏付けされた「何か」(意見・思想・思惑)があって、
でもすぐにはそれを出せない人もいて、出せる人もいて、
12人という20代の代表者なだけなんだけど、
それがうまく役割を担っていて、質問者だったり、回答者だったり、
仕掛ける人であったり、まとめる人であったり、、、
議論をしていく中で、明らかになること、隠されていること、気づかなかった自分の中にある答え、、、
そういうものが順を追って、階段をのぼっていくように、あるひとつの結末へと集約されていく。。。
ここに表されているのは短い時間だけれど、確実に、力強く、映画の結論へと導かれる
ああ、この結論しかないよねって、
最後の台詞を秋葉(南圭介くん)が言った時、きっと誰もが思っただろうと思うの
少なくともわたしは、ああここか~とやられた感あった(笑)
これに尽きるよね、って
10日のほうの舞台挨拶の時に監督の宮本さんがおっしゃっていたこと
議論ができない世の中になってしまうことは怖い
自分の意見を言うということができる世界であるように
と、、、
公開時期についても、ちょっと今回の選挙の焦点が思ったようにはいかなかったそうで・・・
10日はまさに投票日だったわけだけど(そして投票率が低いという話題にもなっていて、でも前回より2ポイントくらいアップしていたのだからよかったですよね、高くはないけどね、それでも前進だと思う)
この結果によって、また改憲についての議論が盛り上がるときが必ず来るから、
その時に、破棄でも維持でも、またはそのどちらでもなくても、
「知る」
「関心を持つ」
「意見を言う」
ということにつながっていくように、という気持ちが込められた映画だっていうことでした
なので、これから先、またこの映画がもっと必要とされるようになるだろうし、
今後の展開についても考えてるし、模索していくともおっしゃってました
(だいぶ意訳だけど)
自分の意見が自由に言える世の中になってもらいたい。自分と反対意見でも、その意見を尊重し、議論する。平和は対話からしか生まれないと思うから。今はどちらを向いても窮屈だ。
— 宮本正樹@『第九条』公開中 (@miyamotofilm) 2016年7月12日
監督の宮本さんの意図としては、
どちらか、ということではなく、意見を持つことができる、考える機会ができる、ということを伝えたかったんだと思うし、確かそうおっしゃってたし、
「どちらか?」という選択肢しかなかったところに、
議論を尽くすことによって別の希望が生まれるという、
この映画の結末にある種の幸せを感じる
それは人と人との間の、
コトバにしなければ伝わらないものであり、
やり取りとすることによって化学反応が起きるということであり、
人間は完璧ではないけど、常に成長することができて、変化していくもので、
それを自分で選択することができる・・・
っていうの、すばらしくない?
あとね、ぼんやりはよくないって(笑)
お話聞いててああなるほど、って思っていたけれど、
要はB層からの脱却だわ、と思ったわ
権力者は、大半の民衆が「ぼんやり」なのを望んでいるしね
操作がしやすいから
歴史的にみてもそうでしょう
よく知らないけど(知らんのかい)
思考停止してる人のほうが操りやすいもんね
それは無関心からくるものでもあるだろうし、
どんなきっかけでもいいから、「知る」ってことは大事だなと思って
フォロワーさんもいってくださったけど、
今回娘ちゃんはあらまきが出てるからという理由だけで、
それがなかったらきっと観なかった「第九条」に出会えたわけで。。
娘ちゃんの年でこういう映画に出会えて幸せだね、っていうことですよね
テスト範囲と被っていて、もともと勉強してたこともタイムリー過ぎたしね
いつも思うけれど、「好き」はいろんな可能性を拡げるし、
たくさんの幸せと出会いもくれるから、
本当にオタクでよかったし、
あらまきに感謝しております☆
それにしても、12人みんなに見せ場があって、
ばばりょもよかったよね~圭ちゃんもよかったし青の王~~~!!
観た人が本当にいろんな意見を持つような内容だったなぁ
最後ね~ホント泣くとは思わなかったけど泣いちゃった
きっと「希望」を感じたかからだね
帰り道にキレイな夕焼け
長くなったからとりあえずアップ
あやね
アンコール上映の告知の際、あらまき画像をありがとうございます
映画『第九条』アンコール上映スケジュール
— 第九条 (@dai9jo) 2016年8月9日
8/15 11時~
16日 休み
17日 11時~
18日 11時~
19日 11時~
20日 17時10分~(舞台挨拶 聡太郎)
21日 17時10分~(トークショー、憲法学者、小林節氏) pic.twitter.com/urWSLlV9DP
映画『第九条』アンコール上映延長スケジュール
— 第九条 (@dai9jo) 2016年8月21日
◆ブリリアショートショートシアター
8/22 11時~
23日 休み
24日 11時~
25日 11時~
26日 11時~
27日 17時10分~
28日 17時10分~ pic.twitter.com/7CXMm7BZH0
映画『第九条』アンコール上映も残すところ、あと二日となりました。27日(土)は、17時10分~です。ブリリアショートショートシアターに是非、ご来場下さいませ! pic.twitter.com/xQzjUl16Jv
— 第九条 (@dai9jo) 2016年8月26日